こんにちは。転職コンサルタントのHiRokiです。
本日は、お問い合わせいただいた企業分析についてお伝えしたいと思います。
企業分析については、色々な方法があるのですが、今回は基本的なフレームワークを使った方法をご紹介したいと思います。
今回はその第一弾として、分析方法と簡単なPDFのシートをご紹介します。
今回は一般的なフレームワークですが、「転職」や「就職」の面接でも十分に使えます。
・なぜ、この業界なのか
・なぜ、その会社なのか
・なぜ、自分がその会社に合うのか
つまり、志望動機と自分の売り込むべきポイントを発見することができます!
ちなみに志望動機、自分があっているだろうポイント(売り込むべきポイント)は後付けです!!
だって応募するときに
「この会社はこういう立ち位置で、こういう業界の、こういうポジションで、自分はこういう経験があるし〜、だからこういうときに、あの時のあれが役に立って〜、うん、応募するべきだ」
こんな風にいちいち考えて応募するでしょうか!?
無駄です!
どんどん応募できるように以下の順番での実行が必要です。
①自己理解
②会社理解
③マッチングポイント理解
まずは、自己理解をした上で、ある程度応募したほうがいいです。
それから「面接」という戦いの場に挑んだほうが成功率が上がります。
もし、どうしても行きたい会社がある場合は、応募から気合いを入れていく必要があるので少し立ち止まった方がいいですが。
目次
なぜ、企業分析が必要なの!?
まずは、ここが理解できていないと正直企業分析を行う気にならないと思います。
私もかつては企業分析、企業分析と言われていましたがよくわかっていませんでした。
・何を理解すればいいの?
・どういう風にやるの?
・相手が合っているか判断するものなのに意味ある?
・どう役に立つの?
現在は、ここまで言語化できてますが8年前の私は頭に「?」ただ浮かんでます。
転職は「営業行為」です。
当時もこういう情報があったのですが、私は「?」でした。
ただ現在は理解できます。
図にするとこんな感じです。
商品=あなた
営業=あなた
企業=面接相手
商談=売り込む行為
面接は、あなたがあなた自身を企業に売り込む行為!!
営業なんてやったことないよ?
実際に営業に役立つポイントもあると思いますが、あくまでもイメージです。
営業の基本は
①自社の商品や特徴を十分に理解する
②自社の商品に興味がありそう、必要そうな企業にアポイントを取る
③相手のことを理解した上で、自社の商品を提案する
④契約する
これ転職活動に置き換えますね。
①自分を理解する(価値、できること、やろうとしていること)
②自分が対象になりそうな企業、必要そうな企業に応募する
③相手のことを理解した上で、自分を提案する
④内定を取る
言葉にすると簡単そうですね。
だから、①は冷静に見極めないと「低く評価したり」「高く評価したり」してしまうんですね。
高く評価しすぎると内定が取れなくて、低く評価しすぎると年収が下がったりしてしまいます。
②は、求人を見れば「対象となる人」が書いてありますね!
ここに当てはまりそうか、明らかに当てはまらないかでわかると思います。
ただ、応募の権利はあります!
興味があれば、応募して問題ありません。
③相手を理解できないと提案ができない!
だから、企業分析が必要なんです!
企業分析はどうやってやる!?「3C分析」
今回は、企業がマーケティング戦略に使う「3C分析」をご紹介します。
企業が自己分析をするのに使うのです。
つまり、相手を知るためにはもってこいのフレームワークです!
フレームワーク
枠組み。骨組み。組織。体制。
引用:国語辞典
実は「営業職」に就くとおそらく学ばされるであろうフレームワークの一つです。
ビジネスには、いろいろな分析方法がありますが、その中の一つになります。
3C分析って!?
外部環境の市場と競合の分析から成功要員を見つけ出し、自社の戦略に活かす分析をするフレームワーク。3Cとは、「市場(customer)」「競合(competitor)」「自社(company)」の頭文字。
・市場分析のポイント 自社の製品やサービスを、購買する意志や能力のある潜在顧客を把握する。具体的には、市場規模(潜在顧客の数、地域構成など)や市場の成長性、ニーズ、購買決定プロセス、購買決定者といった観点で分析する。 ・競合分析のポイント 競争状況や競争相手について把握する。特に、競争相手からいかに市場を奪うか(守るか)という視点を持ちながら、寡占度(競合の数)、参入障壁、競合の戦略、経営資源や構造上の強みと弱み(営業人員数、生産能力など)、競合のパフォーマンス(売上高、市場シェア、利益、顧客数など)に着目する。競合との比較は、自社の相対的な強みや弱みの抽出にも役立つ。 ・自社分析のポイント 自社の経営資源や企業活動について、定性的・定量的に把握する。具体的には、売上高、市場シェア、収益性、ブランドイメージ、技術力、組織スキル、人的資源などを分析する。また、付加価値を生み出す機能や、コスト・ドライバーにも着目する。
「また3C分析は、業界分析とも言う」
引用:MBA経営辞書
大変なので、簡単に言い換えます!
市場(顧客)と競合を分析して、自社の特徴を理解して、戦略立てをするものです!
どうやるの!?
今回は、営業研修ではないので、これ以上深くは触れません。
簡単なシートを作成しました。
こんな感じで表を作成して見ました。
実際にやって見ましょう。
マクドナルドの例でやって見ました。
汚い字で申し訳ございません。。。
お客様は何を求めているか?
会社の特徴は?
競合はどんな会社がある?
この情報から線を引いた部分が競合にない特徴となっています。
・ちょっと休憩したい人向け→ちょいマック
・wifiゲーム→ポケモン配布
・ホスピタリティ→スマイル
・店舗数
・子供の頃から利用している人が多い
弱みとしては、新鮮さや美味しさの部分は他社の方が強いところです。
会社のことがなんとなくわかったけど・・・
では、マクドナルドに面接に行くとしましょう。
今回は、求人原稿等ないので
「なぜファーストフード店の会社で働きたいのか」
「なぜマクドナルドで働きたいのか」
を整理していきましょう。
なぜこの業界で働きたい?
まず、なぜファーストフード店を選んだのかということです。
今までの経歴や経験は整理できているでしょうか?
一般的な答えは必要とされていません!!
あなたがこの業界で働く意味づけをする必要があります。
もし、私ならば・・・
・カフェを始めたきっかけが「コミュニケーション」を生むためだった
・もっとリーズナブルだったら、もっと色んな人に楽しんでもらえた
・今までは「人」をつなぐことでいろいろな会社のビジネスや人に貢献して来た
・もっと身近に全ての人を幸せにする方法が「ファーストフード店」にはあった
実際の私の経歴とファーストフードを繋ぐ必要があります。
私の場合は、キッチンカーを始めたきっかけや営業職を経験した理由、そして今ファーストフードをやりたい理由を線で繋げる必要があります。
追加するとしたら、自分とファーストフードを繋げるエピソードがあると良いでしょう。
・Uber eatsを頼む機会が増えたけど、マクドナルドを頼む機会が多かった。
・海外に行ってもマクドナルドはあって、入りづらいお店ばっかりの中に安心感があった。
など自分にしかないエピソードがあると良いでしょう。
なぜ、その会社で働きたい!?
あとは、マクドナルドである理由です。
先ほど挙げた競合にはなく、マクドナルドにある点と自分を線で結んでいきます。
もし、私ならば・・・
・私が考えていたのは、「誰にでも」「どこにでも」「いつでも」ということ
・圧倒的な利用回数と安心感
・子供〜大人まで笑顔にする力
・ホスピタリティ(働いている人も笑顔)
おそらく、ここがあっていれば「わかっているね」となると思います。
なんとなくではなく、こういう分析して理由を見つけ出しましょう。
マッチングポイントも見つけられる!?
あとは、実際に私がマクドナルドで働いた方がいい理由も見つけます。
もし、私ならば・・・
・飲食業界の経験もあって、一緒に働く人の笑顔を第一に考えていた
・組織改善の経験もあるので、もっと従業員満足についても考えられる
・接客、営業経験が長いので細かい部分に気付ける
今回は、「職種」に触れていないのでマッチングポイントが難しいのですが、イメージはこう行った感じです。
質問したい逆質問が見つかる!
これも店舗に面接に行っているのか、本社なのか、フランチャイズなのかで変わってしまいますが。。。
もし、本社に行っているなら質問もできますよね?
・今、特に意識している競合は?
・課題に感じている顧客層は?
また次回などに記載しますが、仮説を持って挑むのが大事です。
コロナ禍はマック強かったです。
プレジデントより「コロナ禍は「マックの一人勝ち」…不況に強い! 外出自粛でも売り上げ伸ばす」
この記事途中まで読めると思いますが、「課題は休み明けの学生かな?」とか推測できるわけです。
まとめ
今回は、3C分析で業界・企業分析についてお伝えしました。
あくまでも、最初は「自己分析」です!
その次に企業分析となるので、参考までに。
今回は、フレームワークを使った企業研究を行いました。
これで大きな枠組みで「なぜ、この業界」「なぜ、この企業」かは伝えられると思います。
今度は、「求人」や「HP」から読み解く企業研究についてもお伝えできるよう準備します。
わかりづらい部分や、もっと知りたい部分があればお気軽にコメントください。
もちろん、個別相談があればお問い合わせください。
本日もお読みいただきましてありがとうございました。
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