ポジティブに伝える転職理由の書き方・伝え方!

就職・転職

こんばんは。転職コンサルタントのHiRokiです。

本日は面接で聞かれたり、書類を出す際に「転職理由」や「志望動機」などの理由を導くための方法を紹介しようと思います。
面接や書類を出すなどで話す際に、相手に納得感を持たせる書き方・伝え方として過去のエピソードを用いると納得感を持っていただきやすいです。

前回の記事と合わせて参考にしていただければと思います。

転職成功の秘訣!最初にやるべき転職の目的を明確にする手順3つ! 

今回は、なかなか転職理由が思い浮かばない・・・
転職理由で書類が・・・面接が・・・
志望動機ってどうやって・・・

そんな方に読んでいただければ、書類選考・面接での印象を変えられます!

ぜひ、最後までお読みいただければと思います。

転職理由の構成はきっかけ+業界や会社に対する志望動機

転職理由については、よくある間違いがあります!

「ネガティブ」なことしか言わない・・・。

これこう思われてしまいますよ?

「この人は、自分で課題を解決できる能力がないな」

こう思われて落とされてしまうことが多いです。

ただし、転職をするに当たって嘘をつく必要はありません!

考えた理由をそもそもの「きっかけ」として位置づけます。
「こういう出来事があった」から「こういう業界に行きたいと思う」という流れを意識する必要があります。

それでは、早速流れの作り方を紹介します。

転職したい理由を整理しよう

転職したいと思う理由について、まずは書き出していくところをしましょう!

書くというところがポイントになります。

できるだけ紙に書いて、アウトプットします。
自分の頭にあるものを外に吐き出すイメージです。
現在の仕事の不満や、やりたかったことがあって転職したいという気持ちが湧いているはず。

この部分について、まずは書き出してみましょう。

ここからは、実際にその書き出したことについて、具体的に「なぜそう思うのか」を追記していこう。

  • 給料が低い
  • 上司がムカつく
  • 長時間労働がきつい

例えば、以下のように書き足します!

・給与が低い
→現在、平均的な年収は400万ほどになるはずなのに、自分は300万しかもらっていない。貯金する余裕もないので、平均の貯蓄額との差を埋めたい。

・上司がムカつく
→「自分で考えて行動しろ」と普段から指示をしていて、こちらも随時報告・共有をしているが月末が近くなると「なんでこれをしなかったんだ」と後から詰め寄ってくる。

・長時間労働がきつい
→朝、始業1時間前から始まるミーティングに強制的に参加させられて、夜も残業が当たり前になっている。

自分で勝手に書いていることなので、正直に書いてしまいましょう!!

転職の理由になるのか、自分の課題なのか分別

上記のような感じで転職理由をより明確にしていくと、
「自分の課題」「転職に値する理由」と分けることができます。

ここでの「転職に値する理由」に関しては、「人に伝えたときに」という補足が入ります。
実際には、どんなに小さなことでも転職しようと思う理由に関係はありません。
「人を納得させる」理由に値するかという観点で考えていただければと思います。

まずは、先ほどの例で見てみましょう。

先ほどの「なぜそう思うのか」(主観)に対して、「なぜ、そうなのか」(客観)をもう一段階踏み込んで考えてみましょう。
ここについてもメモ程度に単語でも良いので書き出します。

給与が低い
→現在、平均的な年収は400万ほどになるはずなのに、自分は300万しかもらっていない。貯金する余裕もないので、平均の貯蓄額との差を埋めたい。
→30歳の平均は400万ほどだが、営業系だと平均は500万になる。新卒からいる会社だし、成績だって目標を達成しているのに。会社の評価制度や基準がおかしいのだろう。

・上司がムカつく
→「自分で考えて行動しろ」と普段から指示をしていて、こちらも随時報告・共有をしているが月末が近くなると「なんでこれをしなかったんだ」と後から詰め寄ってくる。
→正直、この対処法は間違っていないが他の人にも意見を求めみる価値はありそう。周りの同僚や先輩にも相談してみて改善できるかもしれないな。

・長時間労働がきつい
→朝、始業1時間前から始まるミーティングに強制的に参加させられて、夜も残業が当たり前になっている。
→これは、やはり納得がいかない。朝のミーティングは強制参加だし、夜に関しても「今日は早く帰りたい」と自分で工夫しても「全員で終わらせる」という社風のせいで、帰れない。これは社内で何回か議論されているにも関わらず変わらないな。サービス残業や自分でスケジューリングできない仕事は嫌だな。

上記のように、「なぜそうなのか」を突き詰めて考えてみましょう。

現在の状況としては・・・
給与が低いのは→転職に値する理由
上司がムカつく→自分の課題
長時間労働がきつい→転職に値する理由

これで転職理由としては、ある程度最初に話す内容は固めることができます。

私が転職を考えるきっかけになったのは、頑張った分だけしっかり評価されたいと思ったことと自分で仕事をコントロールできる職場に行きたいと思ったのがきっかけとなります。

と上記のような説明から開始することができます。
これだけしか伝えないと確実に突っ込まれる部分ですが、転職理由について「転職に値するか」「自分の課題」かを分別できていますので、理由については話すことができます。

また、その理由に関しても「自分の課題を人のせいにしている」と捉えられないためにも、自分が動いたがこれは自分の問題ではなかったということがアピールできるようにしましょう。

そして、上記はあくまでも転職理由のきっかけに留めておこう。

転職理由と志望動機を繋げられる内容をアレンジ

先程までの文言については、どの転職面接でも使える内容になります。
ここからは受ける会社により変化を付ける必要がある内容。

今回は、他業界に行く際に使える転職理由と志望動機について説明します。

実際に志望する会社を受けたい理由を明確にする必要があります。
そして、先ほどの要領で「なぜ、そう思うのか」(主観)を考えてみましょう。

ここでもまずは書き出すことからやってみます。

  • 給与が良い
  • 残業が少なそう
  • 社長が面白そう
  • 働いている人が生き生きしてそう
  • 仕事内容があってそう

というような内容が出てきたとします。
ここでさらに「なぜ、そうなのか」(客観)考えて見ます。

  • 給与が良い→今より単純に高くて、求めているものに近い
  • 残業が少なそう→周りと協力しながら自分で仕事をコントロールできそう
  • 社長が面白そう→主体性を大事にしていそう
  • 働いている人が生き生きしてそう→時間プライベートの時間を確保できていそう
  • 仕事内容があってそう→自分がもともと興味あった仕事に近い

というように客観的に捉えてみましょう。

ここからは、業界なのか・会社なのかに分けて考えてみます。
給与→業界水準と会社水準を比べてみる
残業→業界水準と会社水準を比べてみる
社長→会社
働いている人→会社
仕事内容→業界

今回は、この中でも「業界」に分類されているところに目を向けます

「なぜ、あなたはその業界にそもそも興味を持っているのか」

ここを深掘りして考えて行来ましょう。
ここのエピソードが非常に重要になります。
「使命感」「興味・関心」「知識」などを伝えられます。

ここまでくると、志望動機につなげる転職理由はほぼ完成!

転職理由に関しては、なぜその業界に転職したいのかまでを伝えられれば良いです。
その先の「なぜ、その会社なのか」に関しては志望動機で述べましょう。

IT業界への転職を例に先ほどの「きっかけ」と繋げてみると・・・

私が転職を考えるきっかけになったのは、頑張った分だけしっかり評価されたいと思ったことと自分で仕事をコントロールできる職場に行きたいと思ったのがきっかけとなります。元々、私は子供頃からPCに触れて遊ぶのが好きでPCゲームにはまったり、インターネットで物事を調べたりするのが好きなタイプでした。自分の中でスキルを高めて行けば、自分の価値を高められる仕事がしたいと思ってIT業界への転職に興味を持ちました。また、ある程度納期等のスケジュールを守って行動できれば自分の時間についても確保できると思ったのが転職理由となります。

また、ゲーム制作ではなくシステム制作に興味を持った理由としては、自分が趣味の時間をどう使うという問題よりも、どうしたら効率よく仕事をできるかという課題にぶつかったことで、自分がこの問題に関われると思ったからです。

このように、なぜその業界に興味を持ったのかが、そのまま転職理由になります。

また、志望動機の作り方は改てUPしますが同じような手順で「この会社の理由」をここにさらにプラスして行けば良いです。

まとめ

  • 転職理由の構成は「きっかけ」+「業界を選ぶ理由」
  • まずは、転職理由を整理しよう
  • 客観的な視点で「なぜそうなのか」を整理しよう
  • 相手に転職理由として伝えて良いのは「転職に値する理由になっているか」
  • 興味を持った会社の理由を考えよう

今回は、転職理由の作り方を説明いたしました。


同業界・同職種への転職理由については別のアプローチが必要になるので、改めて紹介します!

なかなか自分一人で行うのが難しい、急いでいる、助けて欲しいなどの要望は無料相談から連絡をいただければ幸いです。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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