こんにちは。転職コンサルタントのHiRokiです。
本日は、転職活動時に必要とされる自己分析について「方法」や「無料の診断ツール」をご紹介させていただきます。
私もそうですが、「就職活動」や「転職活動」においてよく自己分析が必要だと言われます。
そもそもなぜ自己分析は必要なのでしょうか?
自己分析はどのように行い、実際にどのように生かされるのでしょうか?
自己分析は実は私が転職活動に限らず、ライフコーチングなども行う上で一番大切なポイントなのではないかと思っています。
例を見ながら、考え方ややり方をご説明させていただきます。
この記事を読むだけでも転職活動の考え方が変わり、実際にすぐに実践することができるはずです。
今までうまくいかなかった理由や、足りない部分を見つけるヒントになると思います。
最後までお読みいただければと思います。
目次
なぜ、自己分析??
例えば
私とあなたがランチを食べるお店を探しています。
あなたが「何が食べたいですか」と私に質問したとしましょう。
私が「ペペロンチーノが食べたいです」と回答したとしましょう。
さて、次にあなたは何をしますか?
おそらく、次のような行動にでます。
①知っているペペロンチーノが美味しい店を提案する
②ネットで調べて「ペペロンチーノの店」を提案する
③無視してあなたが行きたい店を提案する
すごく要点が絞れていますよね?
③もありだと思いますが、①②のように提案しやすいですよね?
逆にこう答えられたらどうでしょう?
私とあなたがランチを食べるお店を探しています。
あなたが「何が食べたいですか」と私に質問したとしましょう。
私が「辛いものが食べたいです」と回答したとしましょう。
私が優柔不断だった場合、ここからお店選び大変そうですよね?
「韓国料理はどうでしょうか?」
「麺ですかね?ご飯ですかね?おかず系ですかね?」
色々と質問を重ねて提案する必要があります。
もし、この時の私が「ペペロンチーノ」という提案を受けたら即決できたとしても
この流れからペペロンチーノというワードを提案するまでは色々と遠回りしそうですよね?
それにランチの時間が限られている中で、最良の答えが導けないかもしれません。
結局、自分の食べたいものではなく「なんとなく食べた」なんてことありますよね?
転職活動においても同じことが言えるのです。
早く決めたいから「なんとなく」となってしまうと・・・
「こんなはずじゃなかった」ということが起こり得ます。
それに先ほどのように「あれかな、これかな」と最良の答えがわからない状態で提案していると行き当たりばったりになりがちです。
だからこそ、誤った回答を出してしまはないように、遠回りをしないように「自己分析」が必要なのです。
また、即決できたり、「私が食べたいのは、ペペロンチーノです、なぜなら調理に時間がかからずに少し辛く、ニンニクも入ることで栄養価も高いからです」と回答できたら説得力ありますよね?
事実に基づいているかわかりませんが、上記が事実だとしたら「納得」します。
自分のことを明確に伝える人は強い
もし、転職活動において自己分析ができている人は、どうなるでしょうか。
先ほどお伝えした通り「説得力」が増しています。
どんなところで作用するかというと・・・
・転職エージェントに明確に要望が出せるため、自分の出会いたい求人に出会える
・転職サイトでの求人探しがより明確にできる
・応募先企業での面接が堂々とできる
・面接時に「マッチしているか」という第三者視点を持つことができる
・意外なところから情報が入ってくる
上記のようなことが実際に起こります。
なぜでしょうか?
これは、的確な注文を自分に出しているからです。
「自分が何をしたいのか」を伝えられる人には提案がしやすいです。
だからこそ「自分」を理解してあげる必要があります。
自己分析する理由は、自己理解にあります。
自分のことを理解して、自分のことを売り込むのです。
実際に転職エージェントの面談でも役立ちますので、上記の記事も参考にしてください。
転職における自己分析ってどうやってやるの!?
それでは、実際に自己分析のポイントからお伝えします。
先ほどからお伝えしている通り、実際に「誰かに自分のことを伝える」上で自己理解が必要だということをご説明しました。
では、自己理解をする上でどのように自己分析を行えばいいのでしょうか。
第三者的視点を自分を知る
これに尽きます。
自分なのに第三者?と思われるかもしれません。
でも、この視点を持つことが理解する上で一番近道です。
求められているのは、客観性だからです。
企業は、冷静に見て「採用することで、こんなことが期待できる」とメリットを感じなければ採用しません。
それに転職エージェントにしても「あなたを応援することで、実際に入社を決めてくれる可能性がある」と期待感がなければ、良い案件を出せません。
では客観的に、第三者的に、行う方法はどうすればいいのでしょうか。
外から自分を見つめてみる
客観的に自分を見つめるということは、外から自分を見つめるということです。
具体的には、自分の話を聞いてあげてください。
質問内容は、この後お伝えしますが、まずは回答が出てきたら
「なんで?」「どうして?」「どんな風に?」など「自分さん」の出した回答に質問してください。
相手は、自分自身なのですが、客観的視点から「●●さん」として見てください。
これだけでも客観性が増します。
少しの疑問でもどんどん深掘りして行きましょう。
今まで自分に興味を持つなんてなかったかもしれませんが、自分という正体・生態を大解剖します。
「そんなこと考えてたな」「確かに、あのことがあったからか!」と気づきます。
この気づきが重要です。
では、こんなことを聞いてください
- そもそも仕事を辞めたいと思った理由はなんですか?
- どうしてこの仕事を選んだんですか?
- もし、当時望んでいたことがあったら教えてください
- 今の仕事に期待していた通りの部分、期待と違った部分があれば教えてください
- どうしたら今の仕事を続けられてたと思いますか?
- 次の職場では何を望みますか?
- どんな生活がしたいですか?なぜですか?
- 人生の中でやりたいことってありますか?
- ●●さんの得意なことってなんですか?逆に苦手なことは?
- ●●さんの強みって?弱みってありますか?
- どんな時が一番楽しいですか?仕事にしたいと思いますか?
- 仕事で嬉しかったことってどんなことでしたか?
- 仕事で苦しかったことってどんなことでしたか?
- こんな苦労したけど、乗り越えたことってどんなことですか?
- 今後やりたいことってありますか?
- 死ぬときに後悔しそうなことってありますか?
- 夢とかありますか?
- 毎日続けていることとかありますか?
- 趣味ってどんなことですか?
- 誰かに影響を受けたことってありますか?
- ●●さんにとって仕事ってなんですか?
- 自分が変わったと思うタイミングはありましたか?
これ、改めて自己分析シートを作成して配布したいと思います。
この質問項目に関しては私の中でもブラッシュアップして行こうと思います。
上記のことプラス、「なんで?」「どうして?」「どんな風に?」ってどんどん自分に聞いてあげてください。
人によって全く回答が違うし、自分にしかない情報があるからこそ、回答もバラバラだし、第三者という枠の中で一番質問をしやすいのは「自分自身」です。
なぜなら、一番情報を持っているので的確な質問と的確な回答ができるはずです。
経歴の整理も同時に行いましょう
経歴の整理は、「なぜ、あのとき、そうしたのか」
幼稚園、小学校、中学校、高校、専門学校、大学、会社、アルバイト、サークル
などなど大きな選択をたくさんしているはずです。
なんであのとき、その選択をしたのでしょうか?
もちろん、当時はそんなに深く考えなかったかもしれません。
私自身もそうです。
例えば
「●●という友人に誘われたから・・・」と回答ができてきます。
そこで思うのです。
「あなたは誘われたら、すべてのことにYesと回答する人間ですか?」と。
「どうしてその誘いを受けたのですか?」
例えば
私の場合は、高校時代に柔道部に誘われました。
その際、柔道とは無縁の私が紹介に乗った理由は中学時代のいじめと中学時代の先生が放った一言にありました「もっと強くなれ」
この一言が頭にずっとあって、そこから格闘技に興味を持つようになりました。
そんなタイミングに誘われ「オリンピック強化選手の先生のもとで柔道をしたら強くなれる」と思いました。
だからあのとき、その選択をしたのです。
だから今でも「弱い自分」に嫌悪感を抱きます。だから負けず嫌いなのです。
もっと言えば、その負けず嫌いになった要素はいっぱいあります。
そして、負けず嫌いだからこそ「優秀賞」など表彰される機会を手にしてこれました。
選択するときには、「あなたの想い」や「だれかとの出会い」があったりする。
これもポイントだと思います。
転職活動にすべての回答が使えるわけでありません。
ただ、なぜあなたがそうしているのか知る必要があるのです。
ポイント、ポイントを整理して行きましょう
- どんな影響を受けたか
- 誰に出会ったか
- どんな考え方をするようになったか、なぜか
- 他に大きな出来事はあったか
本当に色々な要素があると思います。
もしかしたら、「新型コロナウィルス」によって考え方が大きく変わったり、実際に発症したりして変わった人もいると思います。
そういったことを整理して行きましょう。
気づきポイント、要点を整理しましょう
これをやって気付いたポイントを整理して行きましょう。
自分の歴史年表を作っても面白かもしれませんね。
どんなことが、いつあったか、整理して行きましょう。
何がしたいか、どんな仕事に就きたいか、どんなことを実現したいか
次に、どんなことをしたいかまとめましょう。
私が以前の会社を選んだ理由はこんな感じです。
・人の人生に関わる仕事がしたい
・営業職でも「課題を解決するソリューション営業がしたい」
・結婚を1年以内に視野に入れ年収UPがしたい
・体調を崩してしまったので、時間管理がちゃんとしている会社にしたい
自分が要望した会社はこんな感じです。
上記を転職エージェントにも要望していたので、明確な会社を選べました。
また、簡単に自己分析結果から上記が出てきた理由を説明いたします。
・人の人生に関わる仕事がしたい
→大学時代に何がやりたいかと考えて行動している間に、「サークル立ち上げ」「大学の友人のアドバイスに乗る」などの行動から自分が関わることで人が前向きになることが自分で幸せに感じることだと思った。アルバイトも接客業でそう思った。
求人広告業界では、「社長」や「社員」「求職者」の人生に関われた。もっと「事業」に貢献できたら「世の中の人」まで貢献が広がると思った。
・課題を解決するソリューション営業がしたい
→答えがないけど、悩みがある。そんなことを手法にとらわれず提案して解決していくことが前職の面白みだった。もっと貢献度を高めながら、自分自身も成長したいと思った。
・結婚を視野に入れ1年以内に年収UPしたい
→一人暮らしが精一杯の年収から結婚しても大丈夫な年収まであげれたらと思った。結婚式、ハネムーンに行ける状況を作りたい。
・体調を崩してしまったので、時間管理がちゃんとしている会社にしたい
→休日も働く、寝ずに働くなど「負けず嫌いの性格が短所にもなってしまう」負けないためにいつまでも働き続けてしまう性格なので、逆に時間管理に厳しい会社の方が安心する。また、サービス残業が不満の原因にもなっていたのでそこも改善したい。
こんな感じで色々と気づきが出て、理由も明確になると人に伝えやすくなります。
もちろん、ここがつまづくようであれば、一緒に整理しますので、お気軽にご連絡ください。
転職サイトのツール利用もあり
転職サイトには、自己分析を無料で行ってくれる診断ツールもあったりします。
ただし、言語化までは行ってくれないので、別で上記のことをする必要はあります。
最初の入りや、ヒントにななるので並行して利用したり、
私みたいな行動してから結果を見たい人は利用もありです。
こちらは自分の強みを言語化してくれます。
5つの強みを言語化してくれるので、ここをヒントに自分で「事実」を付け足すという方法もあります。
このような診断もあります。
ミイダスに関しては、適職診断やパーソナリティ診断など多数あります。
しかもパーソナリティ診断は128問もあり、細く質問されるので言語化の前の適性や、ヒントに関しても豊富です。
dodaに登録すると色々な診断ツールが使えます。
こちらは転職エージェントと面談する際にも利用できる診断になります。
「言語化」「過去と未来の結びつき」が難しい
こういったご相談はよくいただきます。
実際にどのように転職活動を行えばいいのか。
自分の強みがわからない、とりあえずやめたいと思っている。
まずは、ここから一緒に整理を始めませんか?
無料相談については、こちらからご確認ください。
まとめ
自己分析は、「自分」を企業に提案する上で一番重要な部分となります。
自己分析=自己理解
自分を第三者的に見て、会話をして言語化してあげましょう。
100%自分を知った状態で「転職活動に挑む」のと
10%しか自分を知らずに「転職活動に挑む」ので
雲泥の差がでます。
もちろん、第三者的視点での会話が難しい場合はぜひご相談ください。
本当のあなた、100%のあなたで勝負に挑んでいただきたいです。
また、過去の事実に基づいた言語化はしてくれないものの「自分の特性」を選択して自己分析してくれる診断ツールもあります。
うまく活用してヒントにしていただければと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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