「派遣」の仕組みって!?図で解説!派遣という働き方

派遣

こんにちは。転職コンサルタントのHiRokiです。

本日は、派遣という働き方について仕組みから解説します。

派遣って興味があってもそもそもどういうものなのでしょうか。

実際、派遣会社で営業をしていた身としては「目的」を持って利用することで自分の価値観に合った働き方を模索できる非常に良い雇用形態ではないかと思っています。
ただし「なんとなく派遣」のような使い方は、今後の景気によっては不安定になる可能性もある。将来を考えながら利用することを前提にお勧めします。

派遣ってどういう仕組み?

出典:公益社団法人日本看護協会

そもそも派遣で働くというのは、あなたが派遣労働者だとすると「雇用主は派遣会社(派遣元)」「就業場所は派遣会社が出している求人の会社(派遣先)」となる。

派遣というと数種類に分かれているので、これも改めて解説をする。
今回は、最も一般的な「登録型派遣」についての解説となる。

簡単に上記の図を説明しよう。もっとも一般的な順番だ。
ただし、この限りではないのでそういったケースはここでは省かせていただく。

①まず、派遣就労希望者は派遣会社に登録する
②派遣元は派遣就労希望者に対して求人を紹介する
③派遣就労希望者が希望すれば、派遣元の社内選考へ進む
④社内選考が通過し、派遣先も希望すれば就労が決定する、あるいは職場見学(顔合わせ)へ
⑤職場見学(顔合わせ)で派遣元も同行した上で両者のすり合わせを行う
⑥両者が就業を希望した場合は、雇用契約・派遣契約を結ぶ
⑦派遣労働者は、派遣先へ就業する
⑧派遣先は派遣労働者に働いてもらった分の派遣料金を派遣元へ支払う(基本は時給制)
⑨派遣元は派遣労働者に働いてもらった分の賃金を支払う

上記が基本的な流れになる。

おそらく聞きなれない言葉が出てきたので、解説する。

④について
まず、本来であれば法律上、派遣先会社は派遣契約が先にあれば派遣労働者を選ぶことができずに受け入れなければならない。契約をする上でも問題ない場合は、そのまま就業が決定することがある。ただし、これは法律を潜るため、就業できるかどうか見極めてから、そもそも派遣先は派遣元と契約をするという手を取っているパターンが多い。
本来であれば、会ってから就業を決めるのではないのだが、両者のミスマッチが起きることが本当に不幸なことなので両者すり合わせの場を設けることが多い。

それが、職場見学(顔合わせ)ということになる。

お互いに「この職場なら」「この人なら」と安心できる状況を作ってから、「派遣契約」「雇用契約」へと入っていく。

⑥と上記でもなんども出ているが、そもそもの契約ってなに??」

派遣契約・・・派遣元と派遣先が結ぶ契約のこと「請求の金額」や「派遣労働者がこの条件で働きます」ということを記した内容

雇用契約・・・派遣元と派遣労働者が結ぶ契約のこと「支給の金額」や「派遣先でこういう業務を、この労働時間で働いてもらいます」ということを記した内容

つまり、派遣とは「雇われる場所」と「働く場所」が違うのである。

だから、労働者としての権利を主張するなら派遣先へではなく、派遣元へ。
社会保険も全て派遣元での加入となる。

また、1点注意するとしたら「派遣会社へ登録した」だけの状態では派遣会社で雇用されていることにならない。雇用契約があって初めて派遣会社で雇用されていることになる。

有期雇用・無期雇用って!?

派遣会社での働き方に有期雇用・無期雇用というのが出てくる。
まず、これは登録型派遣での話となることが前提だ。

有期雇用とは・・・

先ほどの雇用契約の際に、雇用期間が定められていることをいう。
2020年4月1日〜2020年5月31日までとすると、その期間のみとなる。
ただし、派遣元は契約更新がない場合に30日前までに派遣労働者へ通告しなければならない。
改めて法律については触れることにする。

期間が定められているため、基本的には派遣元の会社が派遣先の会社と調整しながら、「契約更新の調整」に入る。もちろん、派遣労働者の希望があってのため「更新確認」という形で派遣労働者へ希望の確認が入る。

お互いが合意すれば、契約が更新される。
上記の場合は、2020年6月1日〜2020年8月31日など(3ヶ月更新の割合が多いと思う)

無期雇用とは・・・

これも法律により有期の派遣社員が期限に定めなく、雇用されることができるようになった。
改めて法律については、紹介するがどういうことかというと・・・

派遣元と派遣先の間で契約がなくなったとしても、派遣元と派遣労働者の雇用関係が切れることがなくなるのだ。

つまり、派遣先の契約更新がなくなったとしても、派遣元で雇われている限り「給与の保証」がされる(これも規定がある)。また、派遣元も無期派遣労働者に次の派遣先をすぐに紹介する。働くことができないと、派遣元は給与のみを払うことになってしまうため。

ただし、有期雇用の場合は自分の希望通りのところに就業が決まるまで、仕事探しをすることができるが、無期雇用の場合は雇用されているので、全くの希望通りにはならない可能性があるのは承知しておいたほうがいい。

登録型派遣で仕事をするには、どうしたらいいの??

これには、最初の入り口が2パターンある。

①派遣元の会社、つまり派遣会社へ登録してみる。

スタッフサービス

アデコ

パソナ

②良さそうな案件を探して、その案件を持っている会社に登録する。

リクナビ派遣

エン派遣

上記のパターンから派遣会社のサイトから派遣登録をする。

派遣会社を見つけてから、就業するまでの流れ

ここでは、簡単に登録してから就業するまでの流れを簡単に記載しておく。

①本登録

サイトから登録したら、そのあとは雇用する可能性にあたり、誓約書などの記入も必要となる。通常は、対面で派遣会社へ足を運び面談して情報の登録が一般的だ。最近では、オンライン登録ができるので必ずしも足を運ぶ必要はないだろう。

②条件入力、経歴作成

基本的にあなたの能力を測るテストや、セキュリティ関連に関するテストなども行われることもある。これは、各派遣会社によりタイミングなどが違うだけで何かしたら行われる可能性が高い。また、仕事を探す上での条件を入力することで希望に沿った案件が紹介される仕組みになっている。また、経歴作成に関しても「何をやっていたか」「何がどれくらいできるか」がわかる経歴になっていると仕事のマッチング率が高まる。

③求人メールを確認、検索、応募

早速、求人をチェックしていこう。本当にあなたにオススメの求人に関しては派遣会社から連絡があることもあるので、かかってくる電話番号があれば登録しておこう。電話やメールの連絡がちゃんとできる人ほど、紹介が積極的に行く。また、自分でも常に検索していこう。条件が合えば積極的に応募していこう。

④社内選考、実際に職場見学へ

社内選考が通過して、派遣先と調整ができれば、いよいよ職場見学に進む。面接ではないが、ビジネスマナーや条件に合うかなどをチェックされる。また、就業するにあたり希望にそう内容の仕事なのかは確実に確認しよう。また、ここでしっかり質問しておかないと、就業してからなんか違うと思ってもすぐに契約期間は全うしないといけないので注意だ。

⑤決定すれば、条件を確認して契約へ

改めて、派遣会社から就業の可、不可が伝えられる。再度就業時間や金額、就業開始の日などを確認して問題なければ雇用契約へ進んでもらおう。

⑥いざ、就業

初日は、派遣会社の営業が一緒に行ってくれることも。初日の就業が終えたら派遣会社へ報告を入れておこう。気になったことがあれば、早めに相談を!ズルズルと気になることを引きずらないように、パフォーマンスを発揮できるよう、懸念点は派遣会社に行って解消に動いてもらおう。

まとめ

・仕組みを理解して、うまく利用しよう
・派遣は、面接がない代わりに「職場見学」ですり合わせを行う
・一連の流れを理解したら実際に登録する会社を探して、登録してみよう

改めて、派遣の活用方法や今後の派遣マーケットについては記載して行く。

不明な点があれば、コメントをいただければと思う。
また、実際にアドバイスできることやキャリア相談も可能だ。

まずは、無料相談をいただければ幸いです。

本日もお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました