こんにちは。転職コンサルタントのHiRokiです。
本日は、元派遣営業の私が現場でお会いした派遣社員の方の中で「派遣契約が初回で満了してしまう人」の特徴と派遣先の企業様から言われていた実際の内容をお伝えしようと思う。
明らかにマッチしないという人は、派遣会社もマッチングしないようにしているものの中には「まさか・・・こんなはずでは・・・」というマッチングが発生してしまうこともある。1回会っただけ、登録している情報だけでは人間性や細かいスキルまでは理解できないのでミスマッチというものが発生することもある。
ただし、初回ということはマッチングの問題で終了してしまうことが9割くらいだと思う。
実際に初回といってもなかなか1ヶ月で終わってしまう人は少なく、2~3ヶ月の契約の中で契約更新がなくなってしまうパターンが多い。実際に個人的にお会いした中で、多い順に並べてみようと思う。
逆にいうと、もし当てはまりそうであれば気をつけられるポイントでもあるので、改善を図っていただければ幸いだ。
何かあるとすぐに文句を言う・・・
こういう人は、本当に辛いけどいる。
就業してすぐに「寒い」「あの人が嫌だ」「指揮の仕方が雑」「話しかけづらい」というような相談が営業に入ることがある。いや、むしろ営業にいただけるなら正直ありがたい話。
ここから、営業は派遣社員の方のワガママなのか、派遣先企業に問題があるのか整理できるため対応方法を考えることができる。
「派遣先に相談するべきか」「一旦自分が話を聞くことで留めておくべきか」
逆に最初の方に派遣社員・派遣先の方ともに、お互いやりやすい環境を整えてしまえば案外スムーズにいく。また、派遣先の方が申し訳ないということですぐに改善を図れることもある。
なので、すぐに相談することは悪いことではない。むしろいいことだと思う。
ただし、先ほどの明らかなワガママはきつい。
「この間話してた内容と違う(実際は一緒)」「あの人と働きたくない」「やっぱり距離が遠い」などのワガママの類もあるのだ。
実際に派遣先に確認しなければならないことを確認したりして、協力してもうこともあるが、その後にさらに追い討ちをかけるように「これが嫌だ」ということを追加で言ってきたりすると、営業側も困るが派遣先も困るのだ。
営業が「ここは●●さんが少し我慢していただいて、少し様子を見てからお伝えさせてください」などと協力いただくこともあるが、派遣先に直接色々と文句を言ってしまう方もいる。
その場合は、派遣先も扱いにくいと判断することがあるので、契約延長が難しくなる可能性が高くなってしまうのだ。
「伝えるタイミング」「自分が我慢したほうがいいのか」「伝えたほうがいいのか」まずはわからなければ派遣会社の営業と相談しながら、進めていけば一方的に派遣先に不快感を与えてしまう可能性は減る。
体調不良が続いて休みが多い・・・
意外とこのパターンは多い。
そして、めちゃくちゃ勿体無いパターンであるので、ぜひ注意してほしい。
インフルエンザや新型コロナウィルスなどを警戒して熱が出た際などは、迷わず病院に行くなり保健所に相談するなりして休むことが間違いないだろう。
ちょっとした頭痛や腹痛で休んでしまうことが一番勿体無いと思うのだ。
特に2〜3日も続いた場合は、派遣先から担当者から営業へ「●●さん休みが続いているんですが、大丈夫ですかね」と連絡が入ることが多い。
2〜3日を初回の契約期間で休むということは派遣先も派遣元もとても不安になる事象なのだ。
実は、派遣社員の方で「勤怠が悪い」という理由で契約更新がなくなってしまうパターンが多いのだ。特に初回契約という派遣社員と派遣元がお互いに信頼関係が出来ていない中なので、起こるこの事象は非常に不安を煽ってしまう。
もしかしたら、派遣社員の方も力を発揮できれば信頼を得られる方かもしれなくても、このタイミングで「印象」として休む方というレッテルを貼られてしまう可能性がある。
これは、あくまでも「印象」の問題なので実際にそうでなかったとしても、そう思われてしまい契約更新ができないというパターンがあるので要注意だ。
もちろん、事前に派遣元や派遣先に「こういう症状が出てしまうことがある」「持病があって」と相談していれば問題ない。
想定していた仕事が想定以上に進まずに、これ以上想定できないとなると契約を更新しようとは思われなくなってしまう。
また、勤怠のデータというのは派遣会社に残ってしまう。景気がよく仕事が溢れているご時世であればマッチングされるかもしれないが、仕事が少なくなってきてしまうとマッチングがされにくかったり、希望の案件での選考が進まないなんていうことになりかねない。
休むということにもリスクがあることを忘れずに、どうしても休む場合は理由を明確に、症状なども伝えていつまでに復帰したいという意思があることも合わせてお伝えしよう。
業務に対応できるスキルがない・・・
もう一つ起こりがちなことがある。
これがお願いする予定の業務を行うスキルが著しく足りなかった場合だ。
例えば・・・
・「Excel」で表を作ってもらおうと思ったのに「Excel」での入力もままならなかった。
・営業をお願いしていたのに、電話でのコミュニケーションが取れず無言になってしまう。
・コールセンターの業務なのに、お客様にすぐに怒ってしまう。
・ヘルプデスクの業務なのに「これくらい自分で調べてください」と突き返してしまう。
・Javaでのプログラミングをする仕事だが、全くコードが書けなかった。
などなど。
一部は仕事放棄なんじゃないかというレベルだが、こういうことである。
初回の契約であると派遣先からは仕事を少し任せ始めているというレベルなことが多く、正直スキルが見えずらいというのが本音だと思う。だから、スキルが足りなかったしても初回で終わる可能性は低い。
ただし、主業務にあたる内容のことに対応できないとすると話が変わってくる。
「慣れたら大丈夫かな」「頑張っているから改善されるかもしれない」などの期待感を持たせることができれば契約が続く可能性はどんどん高くなる。
「もはやこれくらいは、基礎中の基礎だからできないと厳しい・・・」というレベルだと期待感を持たせるも何もレベルが違う場合がある。
その際は、自分が背伸びしすぎたのか、案件内容の内容と明らかに違うのか、ほかに原因があるのか、派遣元の営業としっかり話す必要がある。
ちゃんと会話した上で、どこが悪かったのかがわかれば、派遣会社も次のマッチングに生かしてくれるぞ。
最悪なパターンは、全部派遣会社や派遣元のせいにしてしまうと(実際にそうなら良いが)マッチングを避けれられてしまう可能性があるので要注意だ。
派遣先の本音は・・・
正直いうとこれも上記のところがあるが、やはり「真面目に頑張っている」「少しスキルが足りないけど、もう少し様子を見てあげたい」などの少しレベルが違うくらいなら前向きに捉えてくれる派遣先の担当者の方は多い。
「派遣だから」とか一切雇用形態を関係なしに、派遣先では派遣社員の方も同じ現場の仲間として加わる。
やはり、そこで「自己主張ばっかりで協調性がない」「なんかいつも怒りっぽくて仕事が頼みづらいな」「ちょっとのことで休んで、こっちがその分苦労しているんだ」「こんなこともできないのか」「この用語くらいは知っててほしいな」と思われることが多い。
止むを得ず、ポジションがクローズしてしまうことももちろんある。
「思ってた以上に仕事が入らなかった」「受注予定だった案件が流れてしまった」「忙しくなる予定だったが、案外落ち着いてしまった」などのこともあるかもしれない。
ただ、本当に「他の人だったら」と思われてしまう事象はお互いに派遣先も派遣社員も派遣会社も誰も得しない状況になる。
だからこそ、案件の内容に変更があったり、派遣元が間違えて伝えていたりということがあれば派遣社員の方へは心から謝ってくるパターンがほとんどだと思う。
派遣社員の方にこれ以上の期待ができなかった。が本音になる。
まとめ
派遣で働き始めたのに、初回の契約で満了になってしまい継続ができない人は要チェック。
①派遣先や派遣元に何かあると文句を言ったりして困らせてしまう
②体調不良で何日か休んでしまい、迷惑をかけてしまう
③頼まれていた業務に全く対応できない
上記のようなパターンに陥らないように注意すれば、全く問題ない。
もし、派遣社員として本当に頑張ろうとしていたのに満了になってしまうとしても、派遣先の方が申し訳ないとポジションクローズなどの理由を明確にして派遣営業に伝えてくれると思うし、派遣先が理解をしてなくても派遣営業であれば理解して同じことが起きないように「マッチング」の制度を高めて次回は活躍していただこうと頑張るはずだ。
派遣就業中に困ったことがあれば、真っ先に派遣営業へ相談しよう。
現状のところで次の仕事探しどうしようか、派遣にしようか正社員にしようかなどの迷いがあるような方がいれば、ぜひ無料相談よりご連絡いただければ幸いだ。
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