転職のタイミングについてって迷うことがあるだろう。辞めてから転職活動を行うべきか、転職活動をして決まったら辞めるべきか。今回は、両方の面についてメリット・デメリットを見ていこう。
辞めてから転職するメリットは!?
実際に、私が経験した転職活動はこちらになる。辞めてから転職活動を始めた。
1つ大きなメリットがある。それは、現職について「いつ辞めるか」などを計算しなくて済むということ。「●月入社」と探すことも「最短で」ということにも合わせられるということ。
また、2つ目のメリットとしては、いつまでなら仕事が決まらなくても大丈夫なのかということも計算しておけば「いつまでに」という目標と「最悪いつまでに」という納得のいかない結果が出たときに延長が可能だ。
2回目の転職活動の際は、実際に仕事を辞めて2ヶ月の有給があった。8月末退職だが、6月末で退職することができた。9月入社を目標に2ヶ月で決めるという目標がたった。
結局、納得のいく内定先(現職)の仕事のスタート日が10月だった。1ヶ月間は、フリーな時間を過ごすことができた。この期間に旅行に行ったりとゆったりと時間を過ごすことができた。
メリットはつまり2つだ。
- 退職を考えずに、いつまでにという目標が立てやすい
- また、最悪いつまでにという2段階で考えておくことも可能
辞めてから転職するデメリットは!?
1つは、想像できると思うが大きなデメリットがある。それは、やはり収入が立たれる期間が発生し得る。特に有給休暇が残っていなかったりすると、この状況に陥りやすい。
つまり金銭的に追い込まれ、結果、精神的に追い込まれる可能性がある。
そうなると先ほどの人によっては、「最悪いつまでに」というのがなく「絶対にいつまでに」という目標になってしまう。平均の転職活動の期間は2〜3ヶ月だ。つまり最低3ヶ月の無収入状態かつ交通費などを掛けたとしても生活できないとなれば、辞めてからというのは大きなリスクになり得る。
また、実家暮らしや配偶者などの支援者を頼ってしまうようなタイプだと「何とか生活できるなぁ」と目標が不明確になりダラダラしてしまうので注意が必要だ。
2つめは、面接時などに「先に辞めた理由」を話す必要性が出てくる。私の場合は、前職の時に「精神的に追い込まれ体調を崩してしまった」という話があったので問題なかった(もちろん、「今は大丈夫か?」「原因はわかっているのか?」ということを話す必要もある)
ここに関しては、「業務上のタイミング」や「体制変更の都合上」、「有給消化もあったので」など理由を用意しよう。
- 金銭的余裕がなさすぎると精神的に追い込まれる。
- 先に辞めてから転職活動を始める理由が必要になる。
在職中に転職活動をするメリットは!?
在職中に転職活動するメリットは、こちらは3点ある。
1点目は、転職したいという思いが強くなくてもチャレンジすることができる。つまり、転職活動をしたけど「やっぱり現職でいいや」という選択も可能だ。だから、「お試しに」や実際に「自分の市場価値(個人的にはあまり好きじゃない言葉)」の確認のためにチャレンジすることが可能だ。
2点目は、決めてから仕事を辞められるということ。これはそのままだが、やはり金銭的に余裕がなければ次の仕事までの期間を空けずに仕事ができる。また、逆に間を空けたい時にも1ヶ月〜2ヶ月くらいの休みを取ることも可能だ。ただ、休みを取る際は「入社して欲しいタイミング」があったりするので調整は必要になることもあるだろう。
3点目は、やはり精神的に焦る必要がないということだ。辞めてしまった際は「絶対にいつまで」「最悪いつまで」などのラインを設ける必要があったが決まってから辞められるということで金銭的な心配がない分、「いつまでに決める」という目標のタイミングで納得する仕事を得られなかったとしてもチャレンジし続けることが可能である。
- お試しという形で気持ちが強くなくても転職活動ができ、引き返すことも可能
- 次の仕事までの間を空けずに決めることができる
- 金銭的・精神的に焦ることなく転職活動ができる
在職中に転職活動をするデメリットは!?
ここに関しても大きくないものの、もちろんデメリットが存在する。
1つ目は、転職活動に対して意欲的でない場合は挫折する可能性がある。挫折という言葉を使ったのは、積極的に転職活動を辞めるのであれば良い。つまり、「やっぱり今の会社が合うんだな」と納得の上、転職活動を辞めるのであれば納得のいく答えが出せて非常に有意義な転職活動だったと言えるだろう。しかし、「時間がない」「転職は無理だ」と理由をつけて転職活動を辞めてしまう可能性がある。その際は、会社を辞めたいという気持ちだけ持って働き続ける可能性がある。
2つ目は、スケジュールが組みづらいという点はある。ここに関しては、中途採用であればある程度、土日や終業後にスケジュールを合わせてくれる可能性はあるが現職が繁忙期や職種によってはスケジュールが組みづらい仕事もあるだろう。そこに関しては、苦労する可能性がある。また、いくつも面接を入れようとすると「職務経歴書」「面接準備」などに時間が必要となり一時的にものすごく忙しい期間を過ごすことになるかもしれない。
3つ目は、基本的には可能性が低いのだが、転職活動中の情報が会社に漏れる可能性がある。これは、いつどのように起こり得るかわからないが、会社の誰かに見られるかもしれないし話が漏れるかもしれないし、面接に行った会社と現職の会社の付き合いがあり「御社の方が応募していましたよ」なんていう話がある可能性もある。どんな結果になるかわからないが、それで転職活動の妨げになるかもしれないし、場合によっては給与交渉に持ち込める可能性もあるだろう(笑)実際に、昔私の同僚が転職活動をしているのがバレたが給与交渉の結果、給与が上がった人もいた。(結局、その人はやめてしまったが)
- 転職活動の熱が冷めてしまう可能性がある
- スケジュールが組みづらく、多忙になる可能性も。
- 転職活動が現職の会社にバレる可能性も・・・。
まとめ
メリット・デメリットがそれぞれあるので自分のパターンを考えて選んで欲しい。
辞めてから転職する場合
メリット
- 退職を考えずに、転職することに集中が可能で目標も立てやすい
- 最悪、いつまでにという2段階での考え方も可能
デメリット
- 金銭的余裕がなさすぎると精神的に追い込まれる
- 先に辞めてから転職活動を始める理由が必要になる
現職中に転職活動を始める場合
メリット
- お試しという形で気持ちが強くなくても転職活動ができ、引き返すことも可能
- 次の仕事までの間を空けずに決めることができる
- 金銭的・精神的に焦ることなく転職活動ができる
デメリット
- 転職活動の熱が冷めてしまう可能性がある
- スケジュールが組みづらく、多忙になる可能性も。
- 転職活動が現職の会社にバレる可能性も・・・。
個人的には、覚悟を決めたら転職先の入社したい目標日を設定し、そこに対して2〜3ヶ月先の辞める日を設定するのが良いと思っている。
●8月に入社したいから、7月末で退職する。
そこから逆算して
●1ヶ月の有給があるから、6月末を最終出社にしたい。
来週にでも上司に意識を伝える。
上記のような目標だと、辞めることにも転職にも余裕があるので問題ないと思う。
ここに関しては、各々の都合やタイプに合わせて決めてほしい。
本日も読んでいただきありがとうございました。
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