転職で年収が下がると後悔する人の特徴3つ!許容範囲って!?

就職・転職

こんにちは。転職コンサルタントのHiRokiです。

本日は、転職で年収が下がることにより、後悔してしまう人の特徴について会社に勤めていた時に聞いた数名の方のお話と含めてお伝えいたします。

実際にすぐに辞められてしまう方もいましたので、後悔しない人と後悔してしまう人は何が違うのかヒントになれば良いと思います。

こういうことをやっていますという行動的視点とこんな考え方を持っていますという心理的視点からお伝えさせていただければと思います。

私もネガティブに考えてしまう瞬間があるのですが、転職をしてよかったことばかりだと意味付けられていますので、そんなテクニックも合わせてご紹介します。

また、年収が下がるといった時に「最初は大丈夫だと思った」けど「これはまずい」となってしまう人がいるので、許容範囲の設定の仕方にも触れたいと思います。

転職で年収が下がると後悔してしまう人の転職活動について

転職で「年収」が下がると後悔していしまう人の転職活動の仕方について、そもそもスタートから間違っていたり、途中で脱線してしまったり、何と無く流されてしまったりということが原因になります。

では、実際にどんな転職活動になってしまっているのでしょうか。

転職目的を見失ってしまっている

1番は、このパターンが多いかもしれません。

例えば、事情があって職を失うと「お金」が必要となります。
「お金」が必要なので就職する必要があります。

でも、「なんとなくできそうなこと」「なんとなくやりたいこと」を探します。

応募して、面接に行って、とりあえず内定が出たので行きました。
年収は「御社の規定に従います」と言っていました。

このようなパターンでは、後悔してしまうのも無理がありません。

転職理由を正直に「お金が必要で、自分ができそうだから」となると企業も掲示するための最低金額でもやってくれそうとなります。

年収に関しての交渉の余地すらなくなってしまいます。

まずは、転職目的を明確にして行きましょう。
以下の記事を参考にしていただければと思います。

転職理由の作り方に関しては、こちらの記事を参考にしていただければと思います。


転職することで「叶えたいこと」を整理した上で、自分自身が何を望むのかをを理解してあげてください。

そうすれば、年収が下がっても満足するかもしれませんし、年収が上がればどんなことでも満足するかもしれません。
何と無く、「これくらいの仕事量で、年収これくらいなら」という不明確な転職にしてしまうと確かに聞いていた情報のとおりだけど、「若干イメージと違った」なんてことになります。

実は、「こういう環境が良かった」「こういう人と働きたかった」「こういう働き方が良かった」など後々になって出てこないように、情報を集めて想像して、質問して納得して入社している人は後悔する可能性が低くなります。

情報の集め方や質問の仕方については、以下の記事が参考になるかもしれません。

年収を上げたいのに、諦めてしまっている

このパターンも意外と多いのではないでしょうか。

私は諦めませんでしたが、実際に転職活動している時には諦めそうなタイミングがありました。

生活がきついから年収を上げたいなって思ったのに、前職の年収の同額で交渉してしまったり、「この金額でもいいか」と思いかけてしまったりがありました。

おそらく、このパターンで転職してしまうと「すでに妥協している」状況となりますので、思った通りの会社だとモチベーションが上がらず、ちょっとしたことで「違うかも」と思ってしまう可能性があります。

この場合は、「妥協」から入っているのでそうなってしまうのです。

諦めないで自分を売り込むということをやり続けるしかない。
あるいは、自分として年収を上げるためのスキルに到達していないと自覚するならば、人に必要とされるスキルを伸ばすしかないのです。

そもそも思うのです。

年収を上げるってすごいことではないでしょうか?

年収を上げるということは、値上げをして商品を売ること

そもそも、年収を上げるということは今まで自分についていた数字的評価を上げるということです。

もちろん基本給が同額で残業が0の仕事を辞めて、40hの仕事につけば年収は上がるでしょう。
ただし、これは仕事量を増やしているパターンなので転職でなくても叶う可能性があります。
例えば、副業とかでも良いと思いますが時間が増えているということです。

通常は、自分の知見やスキルを活かして年収を上げに行くことが多いと思います。

これは非常に難しいということは理解しておきましょう。

ただし、年収を上げることはできます。

自分を商品化しましょう。

  • どんなことをやってきた
  • どんなことができるか
  • どんな人なのか

上記を明確にして行くのです。

そして、「この人がこの金額で働いていたのは安いなぁ」「うちだったらこんくらい出せるな」と思わせるということがゴールとなります。

基本的には年収を上げるということは、自分という商品を高く評価してくれる業界や業種を選ぶ必要があります。

企業はこう考えます。

「転職者として最初慣れてもらうまでは教育費としてマイナスになるけど、半年したら1人前になってくれそうだから2年くらいで取り返せるか」

そう思わせたら年収が上がる可能性があります。

年収を上げたいのに、妥協した場合は後悔してしまいます。

年収が下がってもいいと思ってもシミュレーションと覚悟の不足

もう1パターンとしては、●●にチャレンジしたいから年収が下がってもいいと思っているとしましょう。

例えば、私の場合

営業経験者や人材業界の経験者として、年収を上げるとすれば人材業界や営業という仕事であれば年収を上げられる可能性があります。

でも、私がやりたいのはエンジニアだったとしましょう。

その場合、現在私にはスキルがありません。

するとどうなるか・・・

未経験から採用されるエンジニア募集している企業に応募します。
「未経験者歓迎」「30代の未経験からでも」のような求人の募集を見ていきます。

そうすると・・・

年収300万円〜400万円が妥当ではないでしょうか。

というか、「未経験」ということは、その金額からスタートして育ててくれるのです。
おそらく企業側も

「教育で1年かかって、3年でペイできるかな。そこからは簡単な業務ではなく、本格的な開発をしてくれたらプラスになるか」という計算だと思います。

ただし、実際に私が採用された場合どうなるでしょうか。

実は、年収300万円で現在住んでいるところでの生活はきついです。
ちゃんと計算していないですが、昔はそうでした。
「なんとかボーナスが出れば家賃が払えるな」「今月きついな」というギリギリでした。

現在は、結婚して妻も働いているし、お金も使わなくなったのでなんとかなる気もします。
ただし、この気持ちで年収300万円の仕事をすると大変なことになる可能性があるのです。

「なんとかなると思う」と思って始めた仕事が「なんともならなかった」「やばい」となると、この会社じゃなかったと思う可能性があります。
「しかも、勉強する時間ないくらい激務だ」となれば最悪です。

もはや、辞めるという選択肢しかないのかもしれません。

未経験からチャレンジするなら年収が下がる確率が高いです。
それでも、それで生活できるのか、労働条件や仕事内容は大丈夫か。

細かくシミュレーションするべきだと思います。
・月に出て行ってるお金がこれくらい
・最低でも月でこれくらい必要
・ボーナス含めて年収はこれくらいかな
・勉強したいから残業は●時間までの仕事
・土日の出勤は特に問題ない

などなど、シミュレーションした上で労働条件も確認して欲しいと思います。

そして、そこで働く以上は、覚悟を持って入るべきです。

転職活動で年収が下がっても後悔しない人の特徴

逆に後悔していない人の特徴は、つまり後悔する人の反対の人です。

  • 転職目的・軸を明確に持って転職活動をしている人
  • 年収を上げたい時には、年収を上げるために業界や業種の絞り込みができている人
  • 年収が下がってもいい時は、他の条件の希望が明確な人

上記のような行動ができている人は、成功している人の特徴でもあります。

後悔しない人の心理「それって本当に後悔?」

また、実際のところ私も最初の転職活動の時は後悔しました。

後悔したけど、辞めませんでした。

当時は、どこへ行っても結果は一緒だと思いました。

「何もない自分」を採用するところの条件は変わらない。

すごく必要としてくれるところだったらもう少し高い年収がもらえたでしょう。
例えば、「飲食店の店長」ならば経験が生かせまくるので、初年度400万は行けたと思います。

でも、当時は「飲食業界」以外の業界、尚且つ自分の性格や経験が生きるところと思っていました。

そして色々な思いと重なった求人広告の営業でした。

きついと思っていた以上にきつかったです。

ここで頑張れないと何も変わらない。
どんなことも状況は良くなる。

それだけを信じて頑張りました。

このまま頑張ることに意味がないと思わなれば、「後悔」をしたと思っても、あとあと「良かった」と思えるのです。

結局、過去や現在の意味づけは未来がする。

そう割り切るのが心理的には大事だとも思います。

「あの時、めっちゃ辛かったな(笑)」って笑える日が来る可能性があるのです。

もし、「後悔している」「なんか辛い」と思った時は、今一度、考えて欲しいです。

「このまま続けることで何を得られるか」

「なぜ、この仕事がいいなって思ったのか」

どんな出来事も、その時に行ったことは、当時の状況を通したフィルターで感情を決めます。
状況を感情ではなく、客観的に判断することで、「今の自分に何の意味があるのか」を見極められると思います。

考え抜いた結果、「誤った選択をしてしまっている」と気付いたなら、また振り返って「なぜ誤った選択をしたのか」考え抜いてください。

年収が下がる許容範囲って結局どうやって決めてるの?

これに関しては、先ほどお伝えした部分のバランスになります。

年収帯によって変わる可能性があるので、イメージだけお伝えします。

・前職とほぼ同等だけど、少し経験のない業務が入って来る
・前職で経験した職種だけど、業界知識が全くない
・前職で経験した仕事だけど、若干業務範囲が狭まる

→同額の年収または50万円〜100万円のダウン

・業界も業種も全く経験がない

→100万〜200万円ダウン

もちろん、前職の仕事内容にもよるのでお伝えしきれませんが。

また、許容の範囲に関しては、

「新しいことを取得したい」「チャレンジしたい」部分が多くなれば減額するでしょう。

逆に「今までの経験を生かして、さらに上へ」となると増額することもあると思います。

許容範囲については、自分の生活水準やバランス、何を望むのかを明確にした上で
「これができるなら、これくらい下がってもいい」
「このくらいの業務量で働けるなら下がってもいい」
ということで、それで生活は成り立つか?満足するかで考えて行きましょう。

結局は、需要と共有

年収が高い = 専門性が高く、スキルが求められる仕事

年収が低い = 専門性が低く、スキルを必要としない仕事

一般的にこうなります。

要するに

希少な人材 = 年収が高い

どこにでもいる人材 = 年収が低い

という構図になるのです。

ただし、どんなにスキルがあっても年収が低い人もいるし、どんなにスキルがなくても年収が高い人もいます。

これは、需要共有のバランスだけでなく、「マーケティング」「プロモーション」の技術などもあるのです。

ここに関しては、別途記事を書きますが、スキルを伸ばして行くことで年収を上がられるのが一般的なのです。

どんなスキルを磨けば、年収帯がどれくらいになるのか
今のスキルはどれくらいもらうのが妥当なのか

まずは、市場価値を確認するのもありかもしれません。

まとめ

転職で年収が下がることはよくあります。

ただし、そこで後悔してしまう人は

  • 転職での目的を見失ってしまい、なんとなく転職してしまう
  • 年収を上げたいと思ってたのに、自分という商品を理解していない
  • 自分の生活状況も含めたシミュレーション不足や覚悟不足

こんなことが起こっている可能性があります。

まずは、しっかりと自分という人間を「商品化」することと「希望」の明確化からスタートすることをお勧めいたします。

転職で後悔しない人は、上記を意識してできているか、よく考えた上で「今を頑張るか」「誤った」と解を出せる人になります。

「後悔」という感情が芽生えた時点で、すでに自分を見直すチャンスなのです。

また年収を上げたいという思いがあれば、どうやってあげるのか、どうすれば上がるのかを考えた上でスキルを高める努力をして行きましょう。

個人的には、年収が低いところからスタートしても「現状からどうすれば上がるのか」を上司や偉い方に確認してしまいますね。

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本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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