40代の転職成功に必要な5つのキーワードと未経験の可能性

こんにちは。転職コンサルタントのHiRokiです。

本日は、40代の転職で成功する人が兼ね備えているものと、足りない場合の対象方法についてお伝えしたいと思います。
昨日、ミドル層向け転職エージェントの社長とお話しする機会があり、実際に成功している人や業界などについても教えていただきました。

これから私自身もミドルの方の転職市場というものの開拓をする上で人事担当者とのお話しする機会が増えてくると思うので、改めてご紹介しようと思います。

それでは、実際にまずは40代の転職について見て行きます。

1 40代の転職者ってどれくらいいるの！？
2 40代になると転職しづらい理由ってなに！？
- 2.1 キャリアアップ転職の場合
- 2.2 経験の浅い、あるいは未経験の職種の場合
3 40代に求められるポイントは！？
4 全くの未経験の人はどうアピールすれば良いか！？
5 どんなサイトを使えば良いの？
6 まとめ

40代の転職者ってどれくらいいるの！？

上記は総務省の労働力調査から作成したグラフとなります。
グラフ右側の数字を見ていただければわかるとおり、年齢が上がるにつれて転職する人数・割合が減って行きます。つまり、転職しない、あるいはできないという方が増えてくる傾向にあります。40代にて転職を考えている場合はデータ上は、40代前半の方が動きやすいということなります。

40代になると転職しづらい理由ってなに！？

それでは、40代になると転職しづらくなる理由はなんでしょうか。

これは色々な人がいるのでなんとも言えないのですが、これは大きく２つに分けることができると思います。

１、キャリアアップ転職
２、経験の浅い、または未経験業界・職種への転職

この２つのタイプによって、大きく変わります。

40代以上になると「即戦力採用」という求人が多いのが現実です。
だからこそ、企業側の求める力・人物像と求職者側の自分の能力・条件のどこかにマッチングのズレが発生する可能性があります。

キャリアアップ転職の場合

自分のキャリアを生かして力になりたいと思い、年収維持かUPを目指す方が多いです。
では、どうなってしまうとキャリアアップ転職がうまくいかないのでしょうか。

例えば

企業側→求職者の印象
求める能力　○
求める人物像　○
年収　500万円

として、内定を出したとしましょう。
それと比較して

求職者側→企業の印象
活かせる能力　○
求める年収　600万円

となった時に、年収差が出ていることがあります。

うまくいかないポイントに
・自分の条件と相場のズレが生じている
あるいは
・うまくアピールできておらず、ちゃんと評価されていない

このようなことが事象が発生し、双方の合意に至らないということが起こりがちです。

この場合は、本当に自分がいくらくらいなのか相場を見極める必要があります。
求人の条件については、100%そのポイントを満たしていればもらえる金額になりますが、
もしかしたらそもそも7割くらいしかアピールできていない可能性もあります。

まず人材紹介会社や私のような有料キャリア支援を利用していただき、自分の経歴の整理や面接の対策をしっかりとった上で挑める状況を作ることをお勧めします。
それから、面接の回数をこなすことで、面接がうまくこなせるようになると思いますので、
武器を磨く（経歴整理＋対策）と実践（面接の場慣れ）を行って100%の力を発揮できる状況作りを行いましょう。

経験の浅い、あるいは未経験の職種の場合

しばらく仕事から離れてしまった人、経験が少ないけど転職したいという方もいるでしょう。
30代の時、あるいは40代になり行って仕事を辞めてしまったり早期退職をしてすぐに就職をしなかった。
あるいは、今のうちからチャレンジしたい仕事がある。

40代になると未経験からチャレンジする幅が狭くなります。
なぜなら、年齢層が高い会社なら40代は若いと判断されますが、30代が中心の会社だったりすると40代については扱い方がわからないと敬遠する会社も多くなります。

求人広告の営業をやっていた時も未経験は30代まででないと厳しいという会社はやはり多かった。基本的には、年齢制限は求人ではかけられないが「例外事由3号のイ」という方法がある。

これは「長期勤続キャリア形成のため」という理由で年齢制限をかけられる。
こう書いてあるような会社は若い人が中心のため、可能性は非常に低くなります。

また未経験だとすれば、どんなに年齢が高くても「年齢給」を導入していない限りは新卒と同様の可能性もあリます。
私も何名かお会いした社長が「未経験でも年齢は考慮するよ」と言ってくれる会社もあ理ました。そういう会社はやはり、少し集まりにくい業界や社長が同じように転職や独立時に苦しんだ経験がある人だったりしますが、個人的にはそういう人の元は非常に働きやすいと思います。

未経験の場合に、うまくいかないとすれば先ほどのキャリアアップの方と同様に未経験なのに条件を求めすぎている可能性もあリます。
未経験だとしても今までやってきた仕事の中で絶対に活かせる汎用性のスキルやスタンスというものがあると思います。

未経験だとついついアピールがうまくできなかったり、遠慮しすぎてしまうことがあるので、まずはしっかりと自分の経歴や強みを整理した上で「アピールできるポイントを整理」しましょう。もちろん、未経験の場合でも面接の場慣れは大事です。
未経験でもチャンスがある求人なのに、うまくいかなかった時に「やっぱり」ではなく、「何がダメだったのか」ということを考えて振り返りましょう。

40代に求められるポイントは！？

ここからは、実際に40代に期待されている内容や職種などを人材紹介会社の社長と友人から聞いた内容と私が実際に営業をしながら人事担当者目線で合わせてお伝えできればと思います。

では、実際40代に期待されているものとはなんでしょうか。

結論から言うと

年相応の経験となります。

正直、これは何歳になっても変わりません。
40代に求められる経験とはなんでしょうか。

マネジメント能力

これは、多くの会社で求められることが多い経験となります。

もし、「40代」を採用したいと言う会社があれば、こう言う会社でしょう。
マネジメント能力＋メンバーとも動ける臨機応変さ

みたいなものが求められていると思います。

ただし、年齢制限を設けての募集が基本的にできないために一般的な求人というのは「40代活躍中」などの表記になっていることがあります。

例えば、

30代の若手社員が中心に活躍中！マネージャー候補募集（管理職は40代が中心！）

のような求人ができていたらまさに30代のメンバーが中心でマネジメントできる人がいないのだろうと思います。こういう会社では、まさに40代の力が求められているのです。

あえて40代を求めている会社では、「なぜ40代を募集したいのか」と考えたときに「30代では経験が足りなそうだから」「20代や30代では、やりたいと思う人がいそうもない」などの結果40代をターゲットに募集したいと考える会社が多いのです。

やはりマネジメント経験というのがあるというのは、非常に強いのです。

育成、教育、研修などの経験

先ほどのように30代がまだまだメンバーという会社であればあるほどに育成、教育、研修などの経験は求められて行きます。

私も32,33歳が平均の会社に2社在籍しましたが、そういう会社であれば20代・30代でも育成・教育・研修は行います。実際、私もマネジメント経験はありませんが、育成や教育、研修を行った経験はあります。そこまで20代、30代に任せるようなベンチャー気質であればチャンスはありますが、やはり年功序列のような会社であれば30代では経験が少ない部分の経験である部分があると助かるのです。

事業を拡大していくにあたり、「若手の育成」という課題がある会社にはこの部分を担ってもらえる人物を探しています。

事業立ち上げ経験

やはり、事業を立ち上げの経験者を探すとなると40代が一番多くなってくる。

30代で事業の立ち上げを任される経験というのは非常に稀だと思う。

社長の年齢構成ですが、現在社長の年齢は59.9歳が平均らしいです。
1990年でも平均は54歳となっています。

現状でもほとんどが60歳以上になっています。

となると、やはり向こう20年を続けてもらうとなると40代に新規事業の立ち上げを任せたいという企業は多くなってくるのは必然だと思います。

新しく事業を始めるのに当たって「ここ数年の中での事業立ち上げ経験」というのは、現在の社長が事業を立ち上げるときの景況感と違いが出てたり、あるいは引き継いだ際には立ち上げ経験がなかったりしますと、やはりそういったポジションへの期待が高まります。

専門知識がある人

正直いうと上記のような経験を得られないまま40代を迎える人も少なくないと思います。

そういう人でも、やはり同じ業界や業種にいた経験というのは非常に評価されます。
20代や30代のみの経験者を採用しても余裕のない企業は、40代の経験者を求めます。

実際に簡単に得られない知識ほど持っている方は重宝されるのです。

私が実際にミドルの人材紹介をやっている社長に聞いた話によると・・・

こんな業種や経験が求められるとのことです。

40代が求められやすい業界や業種は！？

・金融業界
金融業界での知識は、やはり経験を積まないと得られないものです。
新しい商品や投資、融資など商品開発からコンサルティングまで金融業界のニーズは高めとのことです。

・IT業界
IT業界は本当に人手不足が続いている。私も派遣営業時代に50代の人でも受け入れてくれる会社はやはり多かったです。
一つの言語や一つの工程しか経験がないと若手と比べた時に弱い印象を持たれてしまいますが、プロジェクトをいくつか経験していると臨機応援に色々な環境や言語、工程を経験している可能性が高まり対応力や経験が重宝される可能性が高めとのことです。

・メーカー系
メーカー系の方も40代には多いですが、20代や30代の若手の採用が難しくなってきました。これは時代の背景もあると思いますがメーカーというのは若手から敬遠され始めているのかもsれいません。40代は積極的に採用されている印象とのことです。