こんにちは。転職コンサルタントのHiRokiです。
本日は、転職成功の秘訣について意外と見落としがちなポイントとなる部分を整理してみる。
まず、よく陥りがちなのが「なんで転職するんだっけ?」「この会社に決めていいんだっけ?」と最後に自分を見失い決め手となるポイントがわからなくなってしまう人がいる。
そうならないためにも、転職の目的を明確にして転職を始めることが正しい方法だ。
これは、自分のことを客観的に見ることができる人はすぐにできるが、自分を客観的に見る行為というのは普段からトレーニングしていないとなかなか難しい。
私も得意な方ではないが、これを手助けしてくれる方法があるので、紹介していこう。
この手順をしっかり行ってから転職活動に入れると転職理由も非常に答えやすくなっていると思う。
まずは、転職したい理由を明確に書き出す
ポイントは書き出す!まずは、自分が現状仕事をする上で転職をしたいと思っている理由を紙に書き出していこう。これは、客観的に見るためにわざと紙に書き出そう。
これについては、別の記事で記載するようにするが、紙に書き出すことで自分のアイディアを外にどんどん放出することが大事だ。
そうして、書き出された単語や文章が自分を客観的に判断する材料になる。
だからこそまずは、自分で行いたいことを外に書き出すことが大事なのだ。
例を出すが、そもそもたくさん出てくるかは人によって違うと思う。
- 給料が低い
- 上司がムカつく
- 長時間労働がきつい
- 出勤時間の1時間前から会社にいないといけない
- 業務フローが非効率
- 仕事内容がきつい
- 休日出勤が多い
- トラブルが多くて気が休まらない
- 体力的にきつい
- 夜中の勤務も多くて体調が常に優れない
- お客さんがワガママの人が多い
例えばだけど、こういうようにまずは書き出してみよう。
ここは不満の捌け口だと思って、絶対に遠慮せずに書くのがポイント!!
実はあれもだったとなると、ブレてしまう可能性がある。
おそらく、転職したいと思っている人は少なからず1つや2つは出てくると思う。
本当に珍しい人の中には、不満がないが「転職」を経験してみたいという人もいるかもしれない。全くここで回答が出てこない人は、次のステップからで問題ない。
そういう人は
・どうしてもやりたいことがある というような回答になっているだろうか。
しっかりと現状の業務のことや環境、イベントなども含めていろいろなことをイメージしながら思い出してみよう。
理想の状況を書き出す
次のステップでは、先ほどの不満をヒントにどういう状況なら自分は不満は解消されているかを想像しながら書き出してみよう。
実は、この解決方法が「転職理由」を伝えるためのヒントにもなるし、「問題解決能力」を判断される一つの指針になる。
だからこそ、この部分はしっかり考えて向き合う必要がある。
それでは、やり方となるが
先ほど列挙した転職したい理由をもとに理想の状況を書き出していこう。
これは、こういう状態だったらいいなというものだ。
例を挙げていこう。
・給料が低い
→年収が450万円くらいは欲しい。
・上司がムカつく
→もう少し言い方を穏やかにして欲しい。
・業務フローが非効率
→○○さんが行っているポジションの人がもっと××して欲しい。
・休日出勤が多い
→休日出勤は月1回までにして欲しい。
というようなあくまでも例となるが、まずはこのように一旦状況を整理してみよう。
ここでどれくらいのどんなものが出てくるかは改めて人によって違うと思うが気づくかもしれない。
「あれ、実際これってもしかしたらこの部分をなんとかしてもらえたら転職する理由がなくなってしまう」なんていう人も中にはいるかもしれない。
ここでもし、この回答にぶつかった人は、この手順をする中で一つの答えが導き出せているので、まずはそれを解決できるのか、難しいのか考えてみよう。
解決できる場合→会社や上司に相談して解決できるか動いてみよう
難しい場合→これは、どうしても変えることが不可能な部分ということであれば立派な転職理由
また、この部分で転職理由がいくつも出てきて、やはり転職するべきとなる人は、
どんな条件で転職したいか書き出していこう。
これは、「仕事内容」「業務時間」「年収」なんでもかんでも理想の部分で書き出していこう。転職でも会社に就職するという意味での転職の場合は、現実とかけ離れなすぎる部分が良いと思う。あまりにかけ離れすぎる場合は、独立した方が良い場合もあるので、そこも含めて書いていこう。
ちなみに私の場合は、理想と現実がかけ離れた部分があったので「独立」という道に進むきっかけになった。
先ほどの例だが、上記で挙げたものにプラスして出てくる希望を書き出そう。
- 年収450万円以上
- 残業は20時間以下
- 仕事は、営業か接客業
- 夜間勤務がない
- 勤務地は○○まで
- 裁量権が今までよりも多い
例えば、上記のような理想が出てきたら、この情報をもとに仕事を探す。
また、転職理由についても現状でかなりクリアになるはずだ。
つまり100点の転職=現状の不満を全て解消し、理想を叶える
ここまでは現状明確になっているが、ただしこれは理想である。
では、どうすれば100点でなくても満足できる転職ができるか。
優先順位をつけて合格点を決める
最後に、最終転職の満足度を確認するために、この条件をクリアできていれば「転職する」という基準を決めていこう。
ただし、これは転職活動をしているうちに、どんどん新しい情報が入ってくるので、その都度「理想」と「優先順位」については更新していいと思う。安易に優先順位をいじるのではなく、「なぜそう思うのか」もセットにする必要がある。
そうしたいとなんとなく軸(目的)がぶれるだけになってしまうので、目的に変更を加える理由を明確にしてあげよう。
このステップでは、先ほどの理想の状況を列挙した上で、
まずは順位をつける。
・この選択肢は譲れない。
・譲れない選択肢がクリアできていれば譲っても良い。
・あれば良いけどさほど重視はしなくて良い。
①年収450万円以上
②仕事は営業か接客業
③夜間勤務がない
④裁量権が今までより多い
⑤勤務地は○
⑥残業は20h以下
・この選択肢は譲れない
年収450万円以上
仕事は営業か接客業
・譲れない選択肢がクリアできれば譲っても良い
夜間勤務がない
裁量権が今までより多い
・あれば良いけどさほど重視しなくて良い
勤務地は○
残業は20時間以下
のようにカテゴライズしていこう。
もちろん、すべて譲れなければ一旦それでも構わない。
このカテゴライズに関しては、転職するまでの期間についても考察する必要がある。
「2ヶ月以内」にの人と「半年以内」では譲るポイントは違うだろう。
ここは期間についても考察して、実際に動きながら「この条件さえクリアできれば、ここは譲っても良いか」と柔軟に考えたり、「この条件クリアできないなら、意味がないから粘り強く頑張ろう」「このスキルが今は足りないから、まずはこの条件まで下げて、次の転職先でこのスキルをつけよう」など
次の転職してからの状況や目標も合わせて想像しながら、「目的」をセットしていこう。
自分に足りないものが見えたら「このスキルが身につけられる」や「自分の思う(具体的に)キャリアが描ける会社」などの条件を加えても良い。
まとめ
まずは、しっかりと自分と向き合って、「なぜ転職をするのか」「何を叶えたいのか」を明確にするために紙に書き出そう。
- 転職のしたい理由、不満を含めて書き出そう
- 自分の理想の状況を把握しよう
- 現状の職場や状況で解決できそうであれば一つの答えとして、解決に動こう
- 100点の状態を把握しよう
- 優先順位、絶対条件や譲れる条件などの判断軸を整理しよう
- 動きながらブラッシュアップしていこう
- 自分の転職活動の期間と含めて条件緩和も考えよう
最初に行うこととして、自分を知るところから、ぜひ始めてみよう。
この部分で詰まる、一緒に整理して欲しいなどがあればぜひ無料相談を。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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