こんにちは。転職コンサルタントのHiRokiです。
本日は、少し思考を変えて私が陥った鬱の症状についてお伝えできればと思います。
「会社に行きたくない」という思考、「朝起きられない」「吐き気」「突如として涙が出る」という症状でかなり重症化していたと思われます
結局、病院に行って診断されてしまうと「保険」が組めなくなるという理由から病院には行きませんでした。
ただし、友人の判断に従いこのようにしました。
そして、私は今、あの時の行動が全て正しかったと振り返ることができています。
ただし、今ならこうするのになという部分があるので、それも含めてお伝えします。
この記事にたどり着いて同じ症状で苦しんでいる方のヒントになると思います。
ちなみに「涙」「吐き気」「朝起きれない」は非常に思い状況だと思っています。
だからこそ、あまり考えすぎずに「生きること」を最優先にして欲しいです。
結論から先にお伝えしちゃいます。
なんとかなります。
どんな状況からでもなんとか這い上がってきました。
お先にお伝えします。
大丈夫です。
この経験については、いくつかの記事に分けますが、私に起きた変化と対処方法を記します。
目次
最初に起きた変化
求人広告の営業時代の話です。
代理店のトップ営業賞をいただいた後、半年経った頃でした。
元々、辛いなりにも仕事が大好きで誇りと自信を持って仕事をしていました。
トップ営業賞を取るまでの過程
トップ営業賞が取れそうな頃は、無我夢中で働いていて移動中も常に電話したりメールしたり。
気の休まることもなく移動中に走ることも多かったです。
もちろん、業務が追いついていないので、3日寝ないこともありました。
そんな中でもやはりいろいろな人を巻き込んで行う仕事です。
「請求書はどうなっていますか?」
「早く原稿に使う写真を送ってください」など
社内からの業務が追いついていなくて、なんとか顧客対応をしっかり行えるレベルでした。
そんないっぱいいっぱいの中で、社内からの電話で怒られて辛かった記憶があります。
青山一丁目の駅で30歳の男がしゃがみこんで泣きました。
「何やってるんだろう」って。
このときに初めて上司に相談しました。
「もういっぱいいっぱいです」と。
それでも、こんなチャンスはなかなかないと思いました。
代理店のトップ営業賞なんて取れる人は少ないんですから。
自分に巡ってきたチャンスを捨ててしまう方が怖かったのです。
「このままこの四半期を走り切らせてください」と了承を得ました。
「もし、本当にやばいときは相談するように」と言われました。
ここでやらねば、もう自分はどんなこともうまくいかない。
むしろ、多分生きる価値はないだろうなというところまで本気で思っていました。
だから、自分の中では取るしかなかったんです。
トップ営業賞をとった後
本当にそのあとは、自分の顧客にも報告しました。
周りの人たちが自分のことのように喜んでくれて。本当に感謝しています。
それから、半年たったくらいですが、全く売れる気がしなくなってしまいました。
よくよく考えればたまたま顧客のニーズがなくなったタイミングだったのかもしれませんが、自分の力不足を痛感しました。
「もうこのままダメかもしれない・・・」
そう思ってからどんどん負のスパイラルへ巻き込まれて行きました。
最初の症状
最初は、「なんだか頭が働かない」からスタートしました。
物事に集中できなくなって、「ふわっ」としたような状態です。
唯一問題なくこなせたのは、「商談」だけでした。
人と話すことが好きで、商談のような少人数で緊張することがないので、商談だけは楽しく集中することができました。
それでも、付随する業務はたくさんあります。
「文章を考える」ということが非常に困難になりました。
求人の原稿にも文字数や読みやすさ、SEO的なキーワード、改行のされ方などなど考えることが意外と多いのです。
メールも気を遣います。話すのは大丈夫なんですけどね。
それでなかなかメールを打つのにも非常に時間がかかりました。
上司に相談
これは、実際に私が行ったものですが、正しい判断だったと思います。
もちろん、上司によっては理解されないこともあると思いますが、すごく気を遣ってくれる上司でした。
こうして文章にしているだけでも、涙が出てくるくらい感謝しています。
業務時間中に少し時間をもらって、相談しました。
「無理しなくていいよ」「業務は協力するよ」ということを言ってくれました。
それから
「会社が提携している外部の相談センターに連絡してみな」ともアドバイスをくれました。
本当に私のことを守ってくれる上司で私がリーダーにも関わらず、リーダー業務まで引き受けてくれました。
数字のプレッシャーはもちろん私の中ではありましたが、周りからのプレッシャーがないように数字的な話が振られないようにしてくれてました。
もし、最初にできることとしては、本当にこの行動はおすすめします。
前職の時も同じような状況になる時がありましたが、上司に相談することで力になってくれました。
よほどのことがない限りは力になってくれるはずです。
そして、状況を知ってくれれば何かを手を打ってくれるのです。
気を遣わせることで「申し訳ない」と思う気持ちがあるのは確かですが、誰にも相談しないと絶対にこう思ってしまうと思います。
「なんで自分だけ・・・」
絶対的に思考がネガティブになります。
そこでできることとしては、一人でも味方になってくれる人がいるという安心感を得ることが重要だと思います。
もちろん、その時はその「行動ができて良かった」なんて考える余裕はありませんが。
それでも人の優しさに触れることで救われる要素になることは間違いありません。
EAPに相談
従業員支援プログラム(Employees Assistance Program)
EAPとは、社外にいる事業者が提供する
「従業員支援プログラム(Employees Assistance Program)」です。
企業からの相談を受けて、ストレス診断・カウンセリング(電話相談・メール相談・対面)・医療勧奨・メンタルヘルスの教育研修・人事や管理者へのコンサルテーション・復職支援プログラムなどを行います。
企業にとっては、外部に相談機能や診断機能を持つことで、個人情報の秘密保持が徹底でき、社内で体制を全部整えるよりコスト削減にもつながるというメリットがあります。また社員にとっては、心身の不調は社内でなかなか相談できないため、社外事業者の利用は、心理的抵抗を軽減できるメリットがあります。
メンタル問題の防止だけでなく、健康増進による生産性向上、労災予防などのリスクマネジメント、医療費の削減、企業イメージの向上(社内外)、組織の活性化など、様々な問題解決に有効だと言われています。
引用元:en人事のミカタ
というものがあります。
もしかしたら、皆さんの会社にも導入しているところもあるのではないでしょうか。
私も当時初めて利用しました。
症状を伝えたりして病院に行くことを強く勧められました。
ただやはり話を聞いてくれているのは、ありがたいです。
「誰からか相談があったこと」は情報として会社に入ることがあります。
ただし、「誰が」という部分は伏せられていたり、会社に話が行くタイミングもラグがあったりするので外部のEAPであれば遠慮なく使ってみてください。
正直、私は積極的に使いませんでしたが、やはり第三者の意見を聞ける場として選択を持っておけるように一度連絡を入れておいたほうがいいと思います。
友人に相談
ぜひ、これはしておいたほうがいいと思います。
ただし、自分のことを真剣に考えてくれる人がいいと思います。
私の場合は、保険会社に務めている年上の友人に相談しました。
やはり周りにもそういう人が多いらしく、「環境を変える」ことを勧められました。
そして、一つ止められました。
「病院に行くべきではない」と。
理由は、「保険が組めなくなる」という理由です。
これは生命保険、団体信用保険のことです。
当時、結婚を考えていたので、今後家を買うときに団体信用保険に入れなくなる可能性、生命保険についても変更ができなくなる可能性を示唆されました。
①環境を変える
②それでもダメなら病院に行く
というのが友人のアドバイスです。
これは、本当に相談しておいて良かったなと思いました。
生命保険に関しては、変更する必要がないと思ったのでそのままでしたが、
現在は投資用物件を3件持つことができています。
この可能性は含めて考えておいたほうがいいです。
同僚に相談
これもぜひおすすめしたいです。
先ほどの上司に似たような効果がありますが、もっと自分に寄り添ってくれる人だと良いです。
常に自分を監視して連絡をしてくれます。
実は、最後に救われたのは同僚のおかげでした。
退職の申し出が難航
まず、友人に相談したことをきっかけに退職に動きました。
ここからが厄介です。
・退職を申し出る
・とりあえず、病院にいくことを支持される
・病院にいくことを拒否し、退職したい旨を伝える
・病院に行ってからだと言われる
この話し合いが平行線でした。
上司が部長に相談して、部長と話してから難航しました。
執行役員2名とも話をしました。
ずっと平行線です。
もう辞められないと思いました。
誰も理解してくれず、家を買いたいとなっても・・・。と。
また詳しく書きますが、団体信用保険に入れなくても住宅ローンは組めるのでご安心を!
この頃からです。
「死にたいな」と思うようになってしまいました。
自分の描いた人生を歩めない。ここで一生仕事をするしかない。
そう思考がどんどん傾いていきます。
なぜだかわかりませんが、そうなります。
同僚が動いてくれた
そして、ここから同僚が動いてくれました。
私が本当に「やばい」ということを察してくれたのです。
毎日、状況確認をしてくれたからこそだと思います。
社長に話を吹き込んでくれたみたいです。
そうして社長面談が実現しました。
そこからは、「お前がしたいようにするべきだ」ということで一瞬で決着。
何かを勝ち取ったように体調が少しずつよくなっていきました。
会社に行き続けた
これは、その難航していた時の話です。
毎朝、7:30〜8:00に出社していました。
でも、もう起きれないんです。
8:00くらいに起きて、9:00の始業チャイムギリギリに到着。
普通に仕事してても涙が出てくる、会社に行くまでの吐き気の連続。
この状態は非常に危険です。
それでも私は会社に行けなくなったら、抜け出せないと思って行き続けました。
行かなくなったら、ずっと行かなくなるのがわかっていましたので。
ここの判断は非常に難しいですね。
ただし、この時の経験があるからこそ、前職で「派遣社員」さんが同じ状況になった時には冷静に判断できました。
「退職しましょう」というすごく処理的にもビジネス的にもマイナスになるのですが、人の人生を豊かにするための仕事で不幸になっている人がいるのは最悪です。
あの時の経験でこのような状況になっても人に寄り添うことができるようになりました。
私は、この状況でこの行動を取りましたが、相談できる人がいるなら絶対に相談してください。
私の行動5つ〜まとめ〜
- 上司に相談
- 外部に相談
- 友人に相談
- 同僚に相談
- 会社に行き続ける
これ理に適っていると思います。
全て違う私の情報を持っている人たちです。
自分のことを真剣に考えてくれる人がいるなら、いろいろな側面の人に相談してください。
誰か一人の意見で動くのも少し危険な気もします。
もし、相談に乗ってくれる人が足りないやいないなどがあれば、ご相談に乗ります。
メールまたは、問い合わせよりご連絡ください。
これは逆効果!私を追い込んでしまった対処方法
私もいろいろなサイトを見て打破するように努力をしました。
特にやめたほうがいいなと思うことはこれです。
運動
私の経験上からいうと、「吐き気」「涙が出る」「朝起きられない」などの状況まで追い込まれている時の運動は逆効果でした。
筋トレとランニングを行なっていましたが、すごく疲れます。
いい疲れではなく、余計に体が動かなくなるような疲れです。
爽快感、達成感を得られるなら続けるべきです。
でも、きつい状況になった時には辞めるべきだと思いました。
体を動かすことにエネルギーを使うのに、さらにエネルギーを使います。
本当に当時は辛すぎて続けられませんでした。
今は、毎日運動を続けています。
運動は予防策にはなりますが、治す力はないと思います。
会社と平行線の交渉
こちらもエネルギーの消費になります。
もう少し強攻策に出てもよかったかもしれません。
・退職願いではなく、退職届を出してしまう
・退職代行を使う
あの時、本当にエネルギーを使ってしまいました。
他にも相談する窓口はたくさんありました。
電話での相談も可能です。各地方自治体にあると思います。
気軽に相談することで打開策を見つけられる可能性があります。
退職代行サービスもあります。
当時、こういうのがあれば相談くらいはしたなと思いました。
気力があれば、転職サービスの利用を!
もし、少し動けるという気力があるならば、次の仕事探しをしましょう。
私は余裕がなかったので辞めることが優先になりましたが、できることなら転職活動をしていただければと思います。
こういった状況での優先順位
①転職エージェントへの登録
リクルートエージェント②転職サイトへの登録
もちろん、余裕があればですが、転職エージェントへは「行くだけ」なので外部の相談窓口に増えると思っていただければと思います。
ポチって行くだけなので、エネルギーを使わないと思います。
まとめ
「涙が出る」「吐き気」「朝起きられない」などの症状が出ている方は、省エネの生活をお勧めいたします。
気力が湧かない状態で無理に何かをしようとすることは、残っているわずかなエネルギーの消費になってしまい、他のことができなくなる可能性があります。
頭も回らないので思考能力も低下すると思います。
本当に誰かの力を頼って欲しいです。
もちろん、話を聞いてアドバイスするまでは無料で行っていますので安心してご連絡ください。
- 上司に相談
- 外部に相談
- 友人に相談
- 同僚に相談
- 運動は逆効果かも
- 外部の相談窓口や退職代行サービスの利用はあり
- できることなら転職エージェントへの登録を!
個人的には、上記がお勧めです。
これだけは言いたいです。
なんとかなります。
もし、現状の環境から逃げて変えられるのであれば、チャンスです。
「何をするべきか」「なぜこうなった」「自分は何がしたい」
色々と人生を修正できるタイミングだと思います。
「生きてるだけで丸儲け」by さんまさん
保険関係についての記事については、改めてアップします。
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本日もお読みいただきありがとうございました。
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