今回は、転職活動を行うにあたって、どのタイミングで転職活動を行うのが良いのか考察して行こうと思う。
結論から言うと、私としては転職したいタイミングが転職のするべきタイミングだと思う。
「なぜ転職したいか」「いつ現職を辞めたいか」などが重要になってくるからだ。
私の例を挙げよう。
1、前職を辞めるタイミング→体調が悪く、一刻も早く辞めたかった。
2、現職を辞めるタイミング→早めが良いが、どうせならボーナスをもらってから辞めたい。
このように自分の希望が最初にあると思う。
ただ、例えば・・・
- 現状、派遣社員として働いているが契約更新しないで転職するならいつが良い?
- 今の会社は辞めたいけど、いつでも良いと思っているならいつが良い?
- 行きたい会社があるのだけど、狙うならどのタイミング?
- 求人倍率が高い方が内定が取りやすいって言うけど本当??
- 3月が狙い目というけど実際はどうなの??
上記のような疑問が湧いている人もいるのではないか。
今回は、そんな疑問に答えて行こうと思う。
有効求人倍率が高いタイミングが狙い目??
まず始めに有効求人倍率という角度から見ていこう。
若干古いデータとなってしまい、申し訳ないが求人件数・求人倍率ともに2016年度以降このような数値になっている。
求人倍率とは・・・
求職者1人当たりに対して求人掲載件数が何社あるかという数値である。
つまり、12月は掲載件数は多いが求職者は少ないというタイミングである。
数値だけ見ると実際にそうである。
ただしこれはハローワークに出している求人数をもとにしたデータである。
そう、だから一概には言えないのである。
上記が実際に各媒体を足したときの求人件数である。
だんだんと掲載媒体が増えているため、求人掲載数が増えている。
求人倍率に関しては、一つの参考にはなるかもしれない。
4月入社を採用する企業は多い。つまり2月〜3月は求人が増える。また、4月に人事が忙しくなるが5月からは新体制になり採用を本格化させる。8月には10月入社(下期に向け)採用をスタートさせる企業もある。このタイミングは、お盆が重なり長期の掲載が可能になるので掲載する側が始めるタイミングとして丁度よかったりする。そして、年末に向けて忙しくなるので10月までが採用のピークとなる。
というように、一般的な説明は付くが実際にはいろんな会社がある。新卒採用と中途採用を人事が別で担当しているパターン。中途採用より新卒採用に重きをおいて、補填で採用に動き出す企業。欠員が出た時だけ採用をする企業。
求人件数が多くなるタイミング、求職者が少ないタイミングは確かにあるが、会社の都合と求職者の都合は様々である。
ただし、大企業と言われるような企業であれば、採用計画に合わせて動いているので4月入社・10月入社のタイミングで2・3月または8・9月というのは狙い目かもしれない。
出来るだけ早く会社を辞めたいと思っていて・・・
そんな方は私のパターンに当てはめてもらうと良いと思う。
これも緊急性によるが、(身体的に、精神的に限界などがあれば早く何か手を打った方がいい)もし、少しでも考える余裕があるならば、「なぜ辞めたいのか」「どうすれば解決するのか」「どういう企業で働きたいのか」「どういう職種で働きたいのか」「どういう仕事なら自分を活かせるのか」などなど基本的な整理を早急に行うべきだと思う。
そして、「こういう企業に行きたい」「こういう仕事で働きたい」と思ったら、そういう仕事に就くためにはタイミングは重要か、いつが有利かを調べて行けば良いのである。
また賞与をもらうべきか、有給はどれくらいなのかなども含めて逆算する必要はあるだろう。
上記を含めて考えていくべき。
派遣社員のような方は、「いつのタイミングであれば抜けられるのか」「いつのタイミングで転職したか」を明確にした上で営業などと相談しながらタイミングを計るべきだ。
ただし、営業に振り回されないように注意が必要。自分の数字しか考えていない人間もいるので、冷静に相談するのが正解。
行きたい会社があって、狙うならどのタイミング??
これは、「転職をする」というゴールの際はめちゃくちゃ難しい質問になる。
「その会社に転職したい」もしダメだったら、違う方法を考える。であれば、チャンスを広げられる可能性は高い。
この場合は、まずは会社のホームページへ行こう。
「決算期」「求人」「イベント事について」「人事ブログ」などを探していくのが正解だと思う。とにかく情報を集めるのと、すでに募集しているポジションなどがないかも確認しに行った方がいいだろう。
正規のルートで応募する際は、そういった情報を集めながら「予想する」というのが一つの手になるだろう。あるいは、「直接、問い合わせてみる」「駄目元で応募してみる」なども方法としてはある。
派遣業界や求人広告の業界にいたので、意外と「直接の問い合わせ」や「電話・HPからの応募」というのは現在の世の中では少なく、掲載料金など余計なお金と労力をかけずに応募が来たらチャンスと捉える企業も多い。もちろん、人気の企業は日常茶飯事だと思うので差別化にはならないが。。。
ただし、どうしても行きたい理由があれば、それを志望理由に自分がどんな風に貢献できるのかプレゼン(資料等でも)できればチャンスは広がるのではないか。
まとめ
- 自分のタイミングがあるなら、まずは自分ありきで考えよう
- 有効求人倍率や掲載件数はあくまで参考レベルに留めよう
- 会社を辞めるタイミングにこだわりがなければ、まずは転職準備から行おう
- 行きたい会社があるなら、調べて最善を探ろう
本日のまとめは以上となる。
個人としては思う。
転職は、動きたいと思った時に動いてみればいいと思う
まずは、動き出すこと。それから見えることはたくさんある。
もし、悩みや動き方がわからなければぜひ、ご相談を。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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