転職エージェント(人材紹介会社)の利用は2社までが良い理由3つ

就職・転職

こんばんは。転職コンサルタントのHiRokiです。

本日は、いわゆる人材紹介(転職エージェント)について、同時利用は2社までが良い理由を説明していく。
今回は、実際に私が多数の転職エージェントを使った上での感想とともに、その理由を解説する。

まず、そもそもの人材紹介会社のビジネスは以下のような構図になる。

日本の人事部より

①まず、求職者は人材紹介会社へ登録・相談へ行く
②人材紹介会社は、求職者の希望に合うような求人を紹介する
③求職者は人材紹介会社を通じて、求人企業へ応募する
④面接へ進める場合には、人材紹介会社が日程等の調整を全て行い求職者は面接を受ける
⑤合否連絡、内定、条件擦り合わせ等は全て人材紹介会社を通して行われる
⑥その後、求職者が入社に当たっては直接求人企業とのやりとりが発生する
⑦入社が確定したら、求人企業は人材紹介会社へ求職者の想定年収の30%程度を支払う

人材紹介会社を求職者が利用するに当たっては無料で利用できる。

・メリット
無料で利用ができ、全て人材紹介会社が企業とやりとりを行ってくれる。
求人の中に転職サイトにも掲載していないような「非公開の求人」がある。
条件交渉についても人材紹介者を通して行うことができる。
面接日程・内定承諾を待って欲しい時も調整してくれる。
面接対策も行ってくれる。
自分だけでは気付かなった自分の興味のある業界や業種に出会えることがある。

・デメリット
求人企業に応募した際、同じ採用枠に求人サイトやHP経由から応募があった際に、同レベルだと採用後にお金のかからない求人サイト等からの経由者を優先される可能性がある。
人材紹介会社も、「求職者が入社することで利益をあげるビジネス」なので、求職者の温度感により頑張りが変わる。

人材紹介業について、大まかな仕組みはこのような感じだ。
他に知りたいこと、相談したいことがあれば、ぜひコメントでもいただけたらと思う。

それでは、なぜその人材紹介会社の並行利用が2社までが良いのだろうか。

キャリアアドバイザーをやる気にさせよう

まず、はじめに忘れてはいけないのはキャリアアドバイザーも「人」であること。
成果報酬型のビジネスでは、その人材紹介会社を利用して「内定」が決まらない限り一切のお金が人材紹介会社へは入らない。そして、キャリアアドバイザーについても、その「何人が自らの相談や面談を通して、内定が決まったか」の数字を追っている。

この数字を追っている以上は、やはり「この人、自分を頼ってくれている」「この人、絶対自分の紹介した案件で決めたい」などと思わせてあげないとやる気にならない。

「そんなに転職する気なさそう」「転職にちゃんと向き合ってくれない」
「メールや電話のレスポンスが悪い」「職務経歴書や履歴書を提出してくれない」
こんな感じの人だったら、どうだろうか。
あまり力を入れようとは思わない。

また「現在の転職状況」を聞かれることが多いと思う。
「この人材紹介会社」のみしか使ってないと思われると・・・
おそらく、キャリアアドバイザーは2パターンに分かれるだろう。
①この人、決めてくれそうだから、どんどん紹介して早く決めよう
②他はないから、じっくり決めてもらおう

逆に「人材紹介会社5社」+「自分でも数社応募」と答えるとどうだろう。
①ん?なんかうちで決めてくれる可能性低そう・・・
②絶対、うちで決めてやる!

こんなパターンになるのだろうか。

やはり、まずは多すぎず少なすぎずというところで、こう思ってもらう。
「ちゃんと向き合って、いいサービスを提供すれば、ちゃんと決めてくれるだろう」

多すぎると一生懸命に「決めなきゃ」と思い込んでいるキャリアアドバイザーは、
必死になりすぎて「決めましょう」「こうしましょう」と焦ってしまい、お互いにプレッシャーになりかねない。

ちょうど良い期待を持ってもらえるように、何社も利用するのはオススメしない。

スピード感も高めて、リスクを減らそう

先ほど「キャリアアドバイザー」にやる気を持ってもらう中で、期待を高めるならば1社でも良いんじゃないか?と思われたかもしれない。

ただし、1社にするとリスクが伴う
・キャリアアドバイザーの良し悪しが判断しづらい
・性格などが合わなかった際に人材紹介自体の印象が悪くなり、利用を遠ざけてしまう
・自分の可能性に気づくチャンスが減る
・面接へのスピードが遅くなる可能性がある

人材紹介会社を利用する際に、経歴の書き方やプレゼン力がめちゃくちゃある人ならば、自分の経歴によりすぐに決まる可能性もある。

一般的には、慣れていない人が多いと思うし、自分の事になると「わからない事」「気付かないこと」が非常に多くなり「アピール」できることができなかったり自己評価が低くなってしまう恐れがある。

他人の力を借りるという意味では、「自分の良き理解者」を見つけて力になってもらうのが良い。

また、一般的に人材紹介会社の書類通過率(平均中の平均だから当てにならないが)は20%程度と言われている。これは平均だ。
私をよく理解してくれたキャリアアドバイザーは50%を超える確率で通過できた。
ただ、やはり他のところは10%〜20%ほどだった。
これが相性だとも思う。

最初の転職活動時も、小さな転職エージェントではあったが「少しハードルが高そうな求人」に対しておすすめしてくれて7割くらいの確率で書類を通してくれる会社もあった。

応募しても人材紹介会社を利用している求人企業からの回答に時間がかかることも多い。それに選考が通過できないときに「選考に通過できなかった旨の連絡」を受けるのも遅くなる可能性がある。そうなると5社応募しても1社通過できるかできないか、これが通過できなかったと知るのに1週間かかったら1週間はただ待ってたということになってしまう。

A社
20社応募→4社通過

B社
10社応募→2社通過

くらいだとちょうど良い。ハードルが高そうな企業や業種・業態に行けば通過率が悪くなる。
ここは、どれくらい応募したほうがいいかも相談しながら決めよう。

ここでも合わないキャリアアドバイザーだと興味がない企業ばかり応募を勧めてくることもあるかもしれない。相性も合わせて時間とともに確認しておこう。

情報共有を行って、判断していこう

キャリアアドバイザーも真剣になっているところで、「連絡がない」「いつの間にか色々と選考を勝手に進められて共有がない」「状況がわからない」などになると不安になる。
そして、「この人、大丈夫かな?」「期待しないほうがいい」などと見切りを付けられたら不利になってしまう。

相手もやはり「人」ということを忘れずに、頼る部分はしっかり頼って「選考状況」「提出物」などの連絡は期日までに行おう。

相手に対して信頼感を失うと、色々やりづらい部分が出てきてしまう。

そういう意味でもしっかり向き合えるように2社までにしておこう。
5社など使って、適当にしていて連絡が滞ってしまうと、仮に2回目の利用する際に履歴が残っていたりすると不利になる可能性も。。。
ここは転職活動にも影響する部分なので、2社つまり2名としっかりお付き合いしよう。

逆に2名と付き合っていて「キャリアアドバイザーのやる気が感じられない」「気まずい」「見当違いな求人ばかり紹介される」などということがあれば、思い切って利用を控えよう。
そして、入れ替えで他の人材紹介会社を利用するといいだろう。

また、自分の進みたい方向が決まった際には、その業種専門の人材紹介会社へ登録するのもありだ。

まとめ

  • キャリアアドバイザーとの関係性を大切に!
  • やる気になってもらえるように2社までにしておこう
  • 連絡・共有を行って味方につけよう
  • どうしても合わなければ、その会社の利用を控えよう
  • 新たに1社加えて2社を保とう
  • 専門分野が見つかったら専門の人材紹介会社も利用してみよう

既卒向けの転職サイトはこちらの記事を参考にしていただければと思う。

とにかくキャリアアドバイザーに一度頼ってみて、合う・合わないについても確かめよう。
初回から関係性を築くというのも難しいので、3回ほどが目安になる。

どんな人材紹介会社を使うべきか、あるいは転職活動を成功させたいなど
ぜひ、無料相談よりご相談ください。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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