今回は、面接の準備時に「これだけはせめて抑えておかないと・・・」というポイントを紹介していく。これは、基本的な質問内容以外の募集ポジションについての質問や会社を選ぶ時のポイント、そもそもどれくらい調べているかなどが試された際に差がつくポイントになる。
3つのポイントについて、まとめていくのでチェックしよう。
1、会社の基本情報から抑えよう
これは、海外での採用パターンであるジョブ型採用と異なる、日本型の採用特有の風土から必要とされる。いわゆるメンバーシップ型採用というものが余計に会社特有差を求めている気がする。正直、私も海外でのアルバイト経験くらいはあるが面接時に聞かれた内容を全く覚えていない。それくらい簡易的なものしか受けていない。
中途採用といえば、必要な職務の採用を行うので、そんなにも「会社情報」が必要になるイメージはないかもしれないが、まだまだこの情報は求められている。
「なぜ、弊社なのか」
この問いに明確に答えられた時に、あなたがマッチしていると担当者も思いやすい。
一番は条件かもしれないし、場所かもしれない。でも、「あなたの会社以外には、この部分で魅力的な会社はないのです」
「私は、こういう風に生きてきましたが、あなたとならこういう風に幸せを築けると思うのです」
上記のような告白をするイメージですが、確かに「私もあなたとなら幸せになれる気がする」
そう思わせるのです。
しかし、それは恋愛とは違い「こちらは好き」という意思表示をするけど、「本当に好きになれるかな?」と面接で試すのです。思ったのと違ったら断ればいい。ただ、「相性良さそうなのに、断られちゃった」なんてならないようにする必要がある。
そのためには、相手を知る必要がある。
それが、以下のポイントだ。
- 企業理念、ビジョン
- 社長の名前、経歴
- 会社の成り立ち、社名の由来
もちろん、私の記事では何回も書いているが「会社の情報は出来る限り多く抑える」がそれでもここだけは外してはいけない。
もしかしたら、働き出した時にも「この会社は、こういう世の中を作るためにあるのだ」という気持ちを持って働ける。私もそれは、実感している。
企業理念には、会社や社員の目標が一言で表されている。そこを目指して頑張るという気持ちになれるか、なれるなら理由を語れば良い。ビジョンも同様だ。
また、社長の名前に関しては、「どんな人が」「なぜこのビジネスをやっているのか」これは会社規模や会社の年数によっても事情が変わってくるだろう。それでも、社長の経歴や、ブログなどがあれば影響されているものなどもあるだろう。それを理解すると、この会社の起源や大事にしていることが見えてくる。これもその会社で働きたくなる理由が見つかるかもしれない。
会社の成り立ち、社名の由来。これには、上記の創業者(あるいは、社名変更した際の代表者)などの思いが記されていることが多い。
「こんなことを行う会社なんだ」というのが一目でわかる情報が会社情報だ。
2、業界を理解しよう
もちろん、そもそも業界について知らないと「業界用語」「他社との差別化」などが理解できないことが多い。
業界については、「●●業界」などでググれば出てくる。それに合わせて、先ほど調べた内容の「会社がどの立ち位置にいるのか」を理解しよう。
新卒用だが、こういうものがあったりする。
業界マップになっている。基本的に同じ業界でのステップアップであれば、会社の立ち位置などがわかりやすいと思うが、他業界同職種を受ける際などには、情報を整理しよう。
そして、なぜ「この業界なのか」は答えられるように準備しよう。
専門用語での質問もあると思う。
車業界の面接に行き「コンパクトカー」がわからない。
IT業界に行き「サーバー」がわからない。
アパレル業界に行き「多重接客」がわからない。
などのことだ。
こういうことをしっかり理解していないと会話で、さらっと出てきた時に質問に対して的外れの回答になるので注意が必要。また、わからないものはわからないのだから、「勉強不足で申し訳ございません」と一言いって聞くのもありだろう。
もちろん、マイナスになり得ないが的外れな回答よりもよっぽどましだと思う。
3、事業については、理解しておこう
先ほどの業界情報と合わせて、事業については理解しておこう。
- その会社は、何で儲けていますか?
- 他の会社との差別化はどう行なっていますか?
- お客様は誰ですか?
- 競合は誰ですか?
- 事業は、一つですか?何をどれだけ行なっていますか?
- どんな職業の人がいますか?
上記についても、基本情報としては抑えておこう。
もちろん、上記を調べることで
「あなたは仕事上で誰と関わるか」を想像できる。
そのほかにも、あげたような情報が足りなかった時には「私が調べた限りだとこうだと思ったのですが、御社の事業は●●を主軸に今後は●●の強化を行うのでしょうか」など具体的に質問ができるのだ。
この質問により、会社の情報がわかったり、あなたが仕事を行う上で将来的に重要とされることがわかるかもしれない。
「このような情報をいかにして調べることができるか、検討をつけることができるか」
というので、あなたの能力も測られると思うし、あなた自身も自分に求めらる役割をより明確にできるだろう。
このような情報を持って、質問を聞けるか、質問をできるかで面接というのが一方的に質問をされる場ではなく、「お互いを深めていく場に変わるだろう」
まとめ
面接の準備では、以下のことを調べてまとめておこう。
- 企業理念、ビジョン
- 社長の名前、経歴
- 会社の成り立ち、社名の由来
- 業界情報、専門用語
- 事業内容
- 業界での立ち位置など
上記を理解した上で、会社の今後や、あなたの仕事内容について想像を膨らませよう。
これを面接の場で答え合わせすれば良いのだ。
もし、大きく間違っていた際にも情報があれば、その場で知ることができる。また、もしかしたら想像していた会社と違い「やっぱり違うかも」と自分の中で判断軸を持つことができるようになる。
不安なことがあれば、まずは無料相談へ。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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