元面接官が思う!面接で採用されない人の特徴9つ

就職・転職

はい、私HiRokiは以前の会社にて面接官も少し担当していた。またお客さまだった企業の面接に同席したり、派遣の職場見学などでも実際に同席している。そんな私が考える、こんな人だとほぼ100%面接に通らないと思う人の特徴を上げていく。

逆にここは絶対に意識して気をつけて欲しいポイントでもあるので、確認して欲しい。

だらしない

言葉をいくつか考えたが、実際にこれがわかりやすいと思う。

いくつか例を挙げよう。

  • 連絡もなしに遅刻をする
  • スーツがシワシワ
  • 靴が汚れている、ボロボロ
  • 寝癖がついている
  • ふけが積もっている
  • 履歴書・職務経歴書の字が殴り書き
  • 提出書類がくちゃくちゃ、折れ曲がっている
  • ものすごく猫背で姿勢が悪い

だらしないだけでもこれだけ列挙できてしまう(笑)

当たり前だが、ここは気をつけるべきポイント。

・たとえ、遅刻しないかもしれないけどギリギリの際には

「遅れる可能性がある旨の連絡を入れておこう」

あとは、普段から気をつけておくべきことだと思うので、もし該当しそうな箇所があればこの機会に気をつけよう。

上記のあげた例のような状態で面接に臨んでしまうと「この人大丈夫か」という疑念が面接官には湧いてしまう。ここから、挽回するためにはよっぽど可能性を感じないと逆転は正直難しいと思う・・・。

礼儀ができていない

正直に言ってしまうと、年齢相応のマナーは求められると思う。ただ、場合によっては業界や業種によって「知らなかっただけかも」と許されるパターンもある。ただし礼儀に関しては難しいと思う。これは、社会人になる前の学生時代にすでに身についてるような礼儀が出来ていないと「そもそもだな」という目線で判断されてしまう。

  • 挨拶ができない
  • 敬語がうまく使えない
  • 失礼な言葉遣いをしてしまう
  • 上から目線でものを言う
  • 自分で用意した飲み物を飲む

挙げればキリがないが、礼儀ができていない人には流石に「無理」と完全に拒絶されてしまう可能性が高い。

「よろしくお願いします」「ありがとうございました」が言えないだけでも、「ん?」とかなりの違和感になってしまうと思う。そもそもの論外になるので、気をつけよう。

また、面接自体には相手も時間を使って面接を使っている。それを上から目線で話したり、いきなり飲み物を飲んだり失礼に当たることもそもそも。

面接時にお茶やコーヒー、水などを出してくれた際には、「ありがとうございます」といい、すぐに手をつけるのはやめよう。面接官に「暑いのでどうぞ」などの一言を頂いたら遠慮することなく一口はいただこう。

呼ばれたから、来たと言うスタンスで面接に臨む

これも面接官としては、イライラすると思う。正直、時間の無駄だ。場合によっては、「ヘッドハンティング」や「スカウト」と言うようなパターンもあるだろう。「本当に話だけでも…」と強引に誘われた場合は呼ばれたとなるが、普段の面接では絶対にない。なぜなら、応募したのはあなただから。

よくあるパターンはこんな感じかな。

  • 会社のことを全く調べずに、説明を求める
  • 自分のアピールなどをせずに、相手の情報だけ求める
  • 質問の内容が一方的
  • 履歴書・職務経歴書はとりあえず書いた感が出ている

実際、これは自信があったりすると陥りがちになるかもしれない・・・。

実際に昔の私がこのパターンだったと思うから。。。

会社のことは、どんな事業かなど上っ面だけ調べて、とりあえず受けに行く。仕事内容は求人原稿に書いてあることだけの情報を頼りにあとは質問すればいいと思っていた。自分のアピールはするけど、職務経歴書には私のこんな経験活かせると思ったと自信満々に書いてある。

1次面接で落ちていた理由が本当によくわかる。当時27歳だったが、もしかしたら年下の現場担当の人に落とされていてもおかしくないと思う。

社会人として、しっかりと一社に向き合うと言うのはマナーだと思う。

話がダラダラとして、長い

これも聞いていて面接官が焦るパターンにあると思う。

「やばい、この話いつ終わるのだろう。もういいのに・・・」なんてことがある。

例えば・・・

面接官:「前職では、具体的にどういう仕事をされていたんですか」
応募者:「最初の2年は営業部にて事務を、その後配属が変わり経理部にて経理をしておりました」

こんな風に素直に答えれられれば、その後も質問がきて会話になると思うが、長い場合はこんな感じになってしまう。

面接官:「前職では、具体的にどういう仕事をされていたんですか」
応募者:「最初は、入社してすぐに営業部に配属されました。そこで2ヶ月くらい研修っていうのがありまして、その研修というのがExcelとかWordのショートカットを覚えるような研修で、これをやりながら事務もやるような仕事で、営業さんが7人くらいいたんですが、いつも外出しているので朝とかに頼まれた見積もりを作成したり、お客さんに電話するように言われれるので、電話したり、あっ普段かかってくる電話も受けます。クレームの電話とか、営業電話もあるので、大変です。月末くらいには請求関連の仕事がバタバタと振られるので、このお客さんにはこの金額でいいのか、いつまでに振り込んでもられば大丈夫かなどを確認して、それで請求書を作成して、そのあとPDFでメールしたり、郵送の準備をします。郵送の準備も最終日とかは遅くまでかかります。そんなことを最初の2年くらいは行ってました。そのあと、配属先が変わり、経理部に行くのですが、経理部では・・・

みたいなことを一方的に話してしまう人がいるので、要注意!

いや、聞いてないから!!となる。

人によっては、「そこら辺で大丈夫ですよ」と目が笑っていない笑顔で言ってくれる人もいるだろうが、大抵の人は言えないと思うので、そのまま話が終わるのをじっと待っている。

しかも聞きたかったことが聞けなったりしたら最悪だ。この時点でコミュニケーションが怪しいとされてしまうので整理してから話すようにしよう。

質問に対しての回答ができていない。

このパターンも面接官としては、イライラしてしまうので注意が必要だ。

例えば、先ほどの例から面接官が
「前職は、具体的にどのような仕事をされていたんですか」と質問したとしよう。

先ほどのパターンはダラダラと長く話してしまうパターンだったが、長く話してしまう人のパターンには質問に対しての回答ができていない人も多い。

応募者:「そうですね、実はもともと前職のその前の仕事になるんですが、プログラマーの仕事を自分で少しやってました。その時にあれ、なんか向かないなって2年くらいして思ったんです。だから、前職は事務の仕事を選びました」

会話の内容が雑になって申し訳ないが、「あれ?」ってなったと思う。

このように「いや、そこじゃなくて!」と突っ込みたくなってしまうような回答をしていると「この人とはコミュニケーションが取れない」と判断されてしまう。コミュニケーションが本当に必要としなくて、黙々とやっていられれば大丈夫という仕事もあるかもしれない。それでも、「この人に仕事を任せて大丈夫かな」というように捉えられてしまう可能性が大。

もし、自分で話してるうちに「質問内容ってなんだっけ」となってしまったら、「すみません、緊張してしまい。。。質問をもう一度よろしいでしょうか」あるいは、話終わってから「質問の回答になっていますでしょうか」と確認しよう。

一般的な回答でオリジナリティがない(具体性がない)

これは、致命的にはなりにくいが、正直いうとこれがないと伝われないというのが正直なところだろう。離職率の高い職場や大量募集の際には採用される可能性もあるが、「あなたを採用する理由」をしっかりと与えて上げなければマッチしているとは到底思えない。

だから、これを理由に不採用となることが多いのだ。

面接では、「なぜあなたはここに来たのか、採用するべきなのか」がテーマになる。

面接官:「あなたの転職理由や志望理由はなんですか」
応募者:「私は、現在の仕事を心から楽しめなくなってしまいました。そこで興味を持ったのが御社のような●●の業界でした。最近では、新聞やニュースでも●●の業界は注目され、中でも御社の開発する●●は今後世の中に必要となると思いました。だから、私は御社を志望し転職することにしました」

・・・。

極端な例を書いたが、こういうことが起こり得る。

面接官が知りたいのは、ここだ。

  • あなたは、なぜ仕事を心から楽しめなくなってしまったの?
  • そして、なぜ新聞やニュースを見てうちの業界が注目されていることに注目したの?
  • 一体、何があなたを突き動かしたの?
  • なんで、うちの会社に転職してまで応募しようって思うの?
  • その興味って今までに何があったから湧き出て来たものなの?
  • うちの仕事も飽きたらいなくなってしまうの?

面接官は、あなたのこと、あなたに何があったのかが知りたいのだ。

結局、このような回答しかできなかった場合は、色々突っ込まれるが回答できなかったタイミングで不信感しか与えかねない。

自信がなさそう・・・声が小さい・・・

これも面接官が思ってしまうのは、「採用してもうまくいかなそう・・・」だ。

自信がない雰囲気が出ているパターンとしては、

  • 目を合わせずにしゃべっている(下を向いている)
  • 語尾が聞こえない
  • 「えー」、「えっと」が多い
  • 声が震えていてよく聞こえない

これは、話し方の問題になっているがこのようなパターンだと。

①言いたいことがそもそも伝わらない
②この人には無理かなと思う

これは、話の内容がちゃんとしてたりとか、実はいいものがあっても「うちの会社では・・・」と思われてしまう。

担当者や社長が同じようなタイプで「やらせて見ないとわからないか」というタイプではあれば、クリアできるパターンもあるかもしれないが、難しいのが正直なところだ。

発言がネガティブ・・・

これも自信がなさそうな人に起こりがちなことかもしれないが、上記とは分けて記載しよう。

意外と無意識に行ってしまう人も多い。転職サイトや人材紹介会社でも質問の答え方に関しては、色々と指導されることが多いかもしれないが、その中に記載のある事項だ。

発言に限らず、職務経歴書にもあることなので、もはや書類選考が通らないなんてことにもなりかねない。

どういうことかというと・・・

「転職理由はなんですか」という質問があったとしよう。その回答に

  • ●年目にして、こういう貢献しているにも関わらず給与が上がらない
  • 今の社長のやり方についていけない
  • 仕事に面白みを感じない
  • 残業時間が多すぎて

上記のようなことを「回答」にしてしまうとネガティブと捉えられてしまう。
「きっかけ」であれば、問題がない。

  • 給与が上がらないことに気づき、自分のキャリアを形成していく上でもっと「●●について」の経験が必要だと思った。社内では異動の希望を出せるまでに、あと●年必要で複業なども禁止されているので、転職しかないと思った。
  • 現在の社長の意思決定の早さによって、スピード感を学べた。ただ、社長の一言で方向性がガラッと変わってしまい、業務内容が無駄になってしまう。なんとか変えられないかと社長と直接話す機会を頂いたりしたが、状況は変わらず私も精神的に苦しくなって来てしまった。もっと自分で考えたことに関して向き合える環境に転職したいと思った。
  • 現在の業務は、ひたすらにチェックする業務が続き仕事が面白くなくなってしまった。社内で言えば最後の砦にもなり、重要なポジションであり必要なこともわかる。ただ、将来のことを考えたときに「自分で考えて動ける仕事」にチャレンジしたいという思いが強くなった。

上記のようなネガティブなきっかけから、「ポジティブな転職活動だよ」という流れが伝わらないと「この人は変わろうとしている」「覚悟がある」などとは捉えづらい。

面接でも、ネガティブな発言に気をつけよう。

根拠のないことを語るのは、やめておこう

これも数字や過去の経験など、具体的なエピソードを添えて、回答するように心がけよう。

例えば、「あなたが一番大変だったと思う仕事は、なんですか」「どうやって乗り越えましたか」という質問をされたとしよう。

「私が一番大変だったと思う仕事は、全社で取り組んだ部署交流会というものを企画した際です。これは、総務部で1番の繁忙期となる行事です。これに関しては、連日残業が続いたりして大変でしたが、私は根性があるタイプなので乗り切ることができました」

どうだろうか。伝わっただろうか?根性ありそうだろうか?

もしかしたら、本当に根性があるのかもしれない。効果があるか分からないが具体的にして、「根性」をアピールしてみよう。

「私が一番大変だったと思う仕事は、全社で取り組んだ部署交流会というものを企画した際です。これは毎年もともと行われていた行事となりますが、「交流」という目的を行うのに対して部署ではなくその日だけ仕事を部署をシャッフルして席に着く席替えのようなイベントになります。もともとその段取りや、スケジュールなどを組むので総務部の一番のイベントとなりますが、昨年は「交流」が増えるように私がランチ会や仕事共有と言われるものも合わせて企画しました。帰宅が遅くなってしまったり、少し土日なども使ってアイディアを考えたり、各部署20部署との調整に1ヶ月ほどを要しました。
もともと、企画が好きで学生時代から月1回は学内のイベントごとを企画したりしていたので好きなことだったのが幸いでした。また、小学校の頃から高校時代まで剣道部に所属していたので、「我慢すること」に関しては武道の中で身につけてきました。多少のことでは、へこたれない根性とやりきる力は身につけていると自負しております」

20代の方は、そのままでも使えるかもしれない模範回答になっているだろうか。

あなたなりの具体的なエピソードを加えて組み立てる。

この回答があると、次の質問が回答に対する質問となり、あなたをアピールする場がどんどん増えていくのだ。

思いつきや、一般論を語るのではなく、そこにある確かな数字やあなたの過去の経験を語ろう。

まとめ

少し多くなってしまったが如何だったろうか?

あえてほぼ100%としては、決定的ではないからだ。

例えば、「礼儀がなっていない」に該当するかもしれない人。

真っ赤なスーツ、金髪で登場(誰か思いつく??)

それでも、話の内容やポテンシャルによっては食いつく可能性があるからだ。

「ちなみに、金髪でも大丈夫ですがスーツは他の色も持ってますか」なんて言われるかもしれない(笑)→職種によるが・・・

ただ、9つに該当しないようにするというのは、リスクを最大限に減らせる方法になる!

自分は大丈夫だろうか?この回答の仕方でいい?この格好でいい?
などなど不安があれば、ぜひ無料相談から質問でも相談でもください。

本日も、お読みいただきありがとうございました。

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